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スリーシスターズ
 
ブルー
マウンテン
Echo Point→Lady Game Lookout→Jamisons Lookout→Fern Bower→Leura Forest→Federal Pass→Furber Step
年月日 2004年3月8日
地域カトゥンバ(オーストラリア)
天気晴れ
ひとことユーカリの樹海、峡谷などが織り成す絶景

*付録*

このページの最後に付録が付いています。お楽しみに!
 

 

  ▲シドニー→カトゥンバ→エコーポイント▼
  


現在のカリントンホテル(マウスポイントで昔)


エコーポイント

 

10数年ぶりに訪れたシドニーでの短い滞在期間のうち2日間も大雨に降られ、ようやく晴れた滞在最後の日の朝7時ごろ、City Rail でカトゥンバに向かう。途中で電車の窓から見える青空風景が突如、鉛色の雨模様に変わった。まるで映画のシーンが切り替わるように。これではブッシュウォーキングはできないな、とがっかりして居眠りを始める。しばらくして目を覚ますと、またもとの青空に戻っていた。一安心。

シドニーから2時間後、カトゥンバに到着。駅から2Kmあまり先のエコーポイントまで歩く。途中、そのチョコレートの味が忘れられなかったカフェ "Paragon" や、改造されて昔ほどの威厳がなくなったように感じられるカリントンホテル(写真左上)などに再会して、なつかしく思いながら、エコーポイント(写真左下)に到着。

まずは、エコーポイントからの大パノラマ(写真真下)をゆっくり堪能する。スリーシスターズは相変わらず仲良しのようだ。約1000mの山々の間に広がるユーカリの樹海はやっぱりすごい!

ジャイアント・ステアウェイは前日の大雨による地すべりで閉鎖されているということで、計画していたブッシュウォーキングコースを少し変更することに。ビジターセンターで代替コースを教えてもらい、Cliffと谷と長い階段を含む変化に富んだ3〜4時間のコースを歩くことに決定。

   
ブルーマウンテン大パノラマ

 

▲クリフ歩き▼  
  

エコーポイントにあるビジターセンターの裏から歩いて(10:25)すぐ、スリーシスターズに最も近づくLady Game Lookoutへ下る。崖につくられた非常に急な階段を降り、緊張しながら目下に広がる壮大な景色を堪能(写真右)。
その後Prince Henry Cliff Walkを、真夏の強い日差しのなか、あたり一体に生えたガムツリー(ユーカリの木)(写真下左)を日傘にして進む。
バンクシアの木は花が終わり種子をつけだしたところ。 たわしのような花が少しずつ黒ずんでいき、硬い種子がボツボツ現れてくる(写真下中央)。ぼうぼうとした黒い毛の中にぼつぼつと種子が出た姿はまるで目や口がついたお化けのよう。そういえば、オーストラリアの"Snugglepot and Cuddlepie(By May Gibbs)" という本には悪者として登場している。
ところどころにあるLookoutで絶景を見下ろしながら、Jamisons Lookout でCliff 歩きは終わり。ステップを降り、Fern Bower(写真下右)へ。(11:40)

 


Lady Game Lookout

   
ガムツリーお化けのようなバンクシアの種子Fern Bower(シダの木陰)

 

 

▲谷歩き▼
  


シダと滝


Leura Forest

 

景色は一変した。青空に映えたガムツリーの姿は消え、暗くてひんやりした谷間一面をシダが覆っている(写真左)。さらに何度もステップを降りていく。いくつかの小さな滝(写真左)からマイナスイオンをもらいながら、Leura Forest(写真左下)を抜ける(12:05)。美しい鈴の音のような鳥の鳴き声が林の中をこだましてとても気持ちいい。次第に少しずつ太陽の光を浴びるようになると、真上あたりにスリーシスターズがいる気配を感じ、Lady GameLookout の下あたりまで戻ってきたことがわかる。ここでお昼休憩。

このあたりからのFederal Pass はお散歩道でルンルン歩き。あっという間にカトゥンバ滝まで来てしまう。この辺は、シーニック・レイルウェイに乗って、あるいは、階段を使って下まで降りてきた普通の観光客が少し足を伸ばしてやってくるポイント。最初はシーニック・レイルウェイに乗って上まで上る予定だったが、これまでのトレッキングコースが思っていたより楽だったこともあり、Furber Steps の階段を上ることにした(13:40)。

かなり急で歩幅の狭い階段が続く。しばらく上ると平地が少し続き、また上ると平地。てっぺんに着くにはこれを10回繰返す。途中で階段を降りてきた老夫婦に会い、上までは"very very long way"と言われ、少し心配になったが、定期的に歩いている我々は難なく上まで登っていった(14:15)。ここからエコー・ポイントまで歩けるのだが、日差しが一番強い時間帯なのでバスに乗ってあっという間にエコーポイントに到着。4時間弱のナイスなブッシュウォーキングだった。

   
 
▲出会った動植物▼
 
   
   
付録シドニーのお気に入りを独断と偏見で挙げてみました。