ウィーンに来たら、真っ先に郊外にある、ハプスブルク家の夏の離宮だったシェーンブルン宮殿へ。マリア・テレジアの手により現在の姿になったこの宮殿の外壁の黄色は、マリア・テレジア・イエローと呼ばれる。 フランツヨーゼフとエリザベートの部屋、マリー・アントワネットがフランスにお嫁に行くまで過ごした部屋、モーツァルトがマリア・テレジア前で初の御前演奏を行い、演奏後モーツァルトが大理石の床でころび助け起こしたマリー・アントワネットに「僕のお嫁さんにしてあげる」と言ったという話が伝えられる鏡の間などなど、カメラ持込禁止だったため、豪華絢爛な宮殿の中の様子をお見せできないのは残念です。 | | 庭園に出ると、幾何学模様の花壇が広がっている。そのつきあたりには、ギリシャ神話を噴水にあしらったネプチューンの泉がある。裏にまわると、ちょうど泉の水が落ちているところにシェーンブルン宮殿が重なって見える。 さらに向こうの高台まで歩くと、多くの戦いで死んでいった臣下のことを忘れないためにという気持ちを込めて築かれたグロリエッテがある。ここからはシェーンブルン宮殿とその向こうに広がるウィーンの町まで見渡せる。 宮殿に向かって右側の林の中を入っていくと、宮殿の名前の由来となった、「美しい泉」Schoner
Brunnen (シェーナー・ブルンネン)があった。 |