美しいヒナスミレ

 
高尾山(日影沢)

日影→日影沢キャンプ場→逆沢作業道→もみじ台下→5号路→高尾山山頂→3号路→富士道→高尾山駅→ケーブルカー→山麓駅
年月日

2026年3月17日

地域 高尾
標高 599m
天気

曇りのち晴れ

ひとこと

早春の花に出会った

 

 

   ▲日影バス停〜日影沢キャンプ場▼
  


ハナネコノメ


ヨゴレネコノメ

 

巷でハナネコノメソウがはやっているので、久しぶりにハナネコノメソウが見たくて日影沢へ。桜の時期より早く日影沢に行くのは久しぶりで2008年以来。

高尾駅からバスで日影まで行き、日影沢林道へ。まずはハナネコノメを見に、小仏川に下りて人に聞きながら奥の方まで歩いて行くと、ハナネコノメの小さな小さな群落があった。期待していたよりもずっと少ない株数にびっくり(写真左上)。

2008年というとかなり昔になるが、そのときには、小仏川に下りてすぐのところの岩にハナネコノメの花がぎっしり覆っていた。それがこの18年という長い間に、花が咲く場所がどんどん奥に後退していき、今ではかなり奥にハナネコノメが少しのみ咲いているということだろうか。人が花の領域に踏み入ったためにこういう結果になったのなら非常に残念だ。

林道に戻り、歩きながら早春の花を探す。ヨゴレネコノメ、ユリワサビ、ネコノメソウ(写真下)などが多く見つかった。花がまだ咲いていないニリンソウの葉っぱの群落もあちこちにある。立派なカンスゲというスゲが見つかったが、花穂の下の花茎部分の色が茶色とベージュのコラボになっていて美しい(写真下)。

早咲きのスミレも見つかった。花の側弁が直角方向に「前に倣え」の形をしているのでアオイスミレのようだ(写真下)。高尾山で一番先に咲くらしい。 そのうち、花が咲いているニリンソウが1輪だけ見つかった(写真下)。

     
ユリワサビ ネコノメソウ カンスゲ
アオイスミレ ニリンソウ 日影沢キャンプ場

 

▲日影沢キャンプ場〜高尾山山頂▼    
  

日影沢キャンプ場(11:20)でトイレ休憩をして、さらに林道を進む。先ほど一輪だけ見つけたアオイスミレもぽつぽつと見られる。

何やら人が道端に集まっていて写真を撮っている。聞いてみると、緑のニリンソウとのこと。よく見ると花のほとんどの部分の色が濃い緑色になっていて葉っぱと区別がつきにくかったが、確かに中央にはしべがあるし、花だ(写真右上)。2年前の4月半ばには蛇滝コースで緑のニリンソウがいくつか見つかったが、今年はニリンソウがやっと咲き始めた段階で緑のニリンソウに出会えてラッキーだ。

コチャメルソウは目立ちにくい花なので見過ごしてしまったかな、咲いていてほしいなと思いながら歩いていると株数は少ないが見つかった(写真右下)。桜やスミレの咲く4月にたくさん見られるので咲き始めたばかりに違いない。魚の骨のような形が花弁で、その根付の緑色部分にある5つの白い点々が雄しべの葯で、中央にあるのが花柱。何度見てもユニークな形!

林道がカーブするところで、逆沢(さかさざわ)作業道の方に上る(写真下)(12:00)。この道は早春な上に、もともと花があまりないところなので、ひたすら上るだけ。30分余りで、もみじ台の下のまき道に合流した(12:35)。

このまき道も春本番になるとスミレやさまざまな春の花が見られるところなのだが、まだ咲いている花はないようだ。その後、5号路から1号路を通って山頂に到着(12:50)。春本番一歩手前なので、人はそれほど多くはない。富士山は雲の中。心地よい陽だまりでお昼を食べてゆっくりしたら下山(14:00)。

 

 


緑のニリンソウ


コチャメルソウ(少し拡大)

     
コチャメルソウの葉っぱ 逆沢作業道へ ひたすら歩く
タネツケバナの葉っぱか? もみじ台の下のまき道と合流 山頂から富士山は見えず

 

 

3号路〜富士道〜1号路〜高尾山駅〜山麓駅▼

  


エイザンスミレ


ヒナスミレ

 

下山は3・6号路への道から富士道を歩く。

黄色いダンコウバイの花が咲いている。前回2月に来た時もあったが、コウヤボウキの綿毛がまだ飛ばずについたままだ(写真下)。

3号路・6号路の分岐点は3号路への道を歩く。きっとこの道にもお花はまだ咲いていないだろうなと思っていたら、スミレを発見。

紫色の花びらのスミレが一輪咲いている(写真下)。側弁が「前に倣え」の形をしておらず、逆に後ろ側に反っているので、日影沢で見たのと同じアオイスミレではないのかもしれない。近くにエイザンも一輪咲いていた(写真左上)。

もう少し先には花びらの淵がピンク色のヒナスミレが4,5株咲いていた(写真左下)。よく見ると、唇弁の筋模様のところも花の色に合わせてピンク色になっていてとても美しい(写真一番上)。ヒナスミレのおかげで急に周りが明るくなった感じ。この辺にはヒナスミレの葉っぱがいっぱい見られるので、これからが楽しみだ。

3号路の方に少し寄り道をすると、コウヤボウキの綿毛がまだ少し残っている枝の節々に白い小さなものが点々と付いているが、これは新芽のようだ(写真下)。よく見ると淡い緑色をしていて、ここから若葉が展開されるのだろう。花、綿毛、新芽と季節が変化しても様々な形で目を楽しませてくれている。

その後、富士道から1号路を通って、高尾山駅に到着。ここで天狗焼きをいただき(最近あんこ部分が柔らかくなって味も甘くなっているのが残念)(15:00)、ケーブルカーで山麓駅に下りた。

     
ダンコウバイの花 コウヤボウキの綿毛 アオイスミレ?
ヒナスミレの花がこれから開くところ コウヤボウキの新芽 天狗焼き