富士見峠からの野反湖
 
野反湖富士見峠→八間山→野反湖畔キャンプ場→えび山→富士見峠
年月日 2003年7月27日
地域上信越
八間山:1935m、エビ山:1744m
天気晴れ
ひとことオコジョに出会った!
温泉応徳温泉(六合村)
 

 

  ▲野反湖一周トレッキング▼
  


ノゾリキスゲ

 

雨や曇りの天気ばかりが続いていたのに、この日の朝は野反湖に真っ青な空が映っていた。 野反湖とそれを囲む山々が織り成す美しい景色を一望した後、朝7時ごろ野反湖一周トレッキング開始。八間山(ハッケンザン)とえび山は山頂まで登るコースを選んだ。
八間山登山口地点ですでに標高が1500mもあるので、八間山の頂上なんてすぐだ思って、いろんな花(写真左とすぐ下)を楽しみながらゆっくり歩いていたら、次第にガスがかかり始め、青空がどんどん鉛色の雲に呑み込まれていった。1時間155分後の8時15分に到着した八間山の頂上はガスにすっぽり覆われていた。晴れていれば展望がすばらしいだろうに残念。

 

 

▲オコジョがいる!▼  
   

がっかりして下山し始めるが道が泥沼状態で歩きにくいし、登山靴もズボンも泥だらけ。そんなときだった。私の1mぐらい後ろに、なんとかわいいオコジョがこっちを見ているではないか。胸のところで両手をそろえてちょこんと立ち、つぶらな瞳でこちらを見ている。カメラを構えたらいなくなった。カメラを諦めたら戻って来た。その繰返しで結局かわいい姿をカメラに収めることはできなかったが、この頭にはしっかり焼きつけたつもりだ。後で聞いた話だが、歩いていたらズボンの裾をオコジョに引っ張られた人もいるそうだ。オコジョさん、今度は私のズボンの裾を引っ張って!

 
オコジョ

 

 

▲広々とした草原▼
  

広い草原
  その後、車道に一旦降りてキャンプ場経由(9時20分)で今度はえび山へ向かう(10時15分)。えび山は八間山よりずっと低いから、これこそあっという間に着くわと軽く考えていたら、また少し裏切られた。展望がいいはずのえび山の頂上に着いたとき(11時)には、これまたガスに覆われて何も見えない。とうとう小雨も降ってきた。さっさとお昼を済ませて下山する(12時)ことに。
湖に続くまでのなだらかな斜面には、丈の低い笹やいろんな草花で覆われた草原が広がり、空以外の視界がすべて緑色によって占領されていた。
1時45分にようやく出発地点の富士見峠に戻ってきた。これで野反湖を一周したことになる。