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![]() | ![]() 宇宙の果てに吸い込まれていく登山者たち | ||||||||||||||
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▲今年こそは白馬岳に!▼ | ||
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登山靴を忘れたために白馬岳登山を断念したのは忘れもしない、ちょうど1年前。今年は登山靴を忘れなかった。本当は金曜日の夜出発して土曜日から登山する予定だったが、台風10号のため、1日遅れで土曜日の夜8時に出発。日曜日に登って月曜日に下山することにした。月曜日を休暇にしておいてよかった。 土曜日の夜中に八方駐車場に着き、車中泊。翌朝6時前に起きて他の人達とタクシーに相乗りして猿倉まで行く。下界はどんよりしたお天気だがタクシーの運転手が「空が抜けていて今日登る人はラッキーだ」と言ってくれた。さあ、猿倉から白馬岳めざして登山開始(6:30)! 白馬尻までは普通の山道をなんとなく1時間あまり歩く(7:40)。 白馬尻で少し休憩した後、少し歩くとあの大雪渓が見えてくる。 |
| ▲白馬山荘▼ | |
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| さあ、これからは雪がない分、坂がきつい。いつもどおりゆっくりゆっくり歩いて行ったが、無意識のうちに緊張していた雪の上の2時間が堪えたのか、急登は初めからつらいものがあった。休憩が多くなった。お花畑のあたり(写真上)では、道の上を小川のようにちょろちょろ気持ちよさそうに流れる水と、周囲に咲く花たちに背中を押してもらいながらなんとか村営白馬岳頂上宿舎に着いた。この2時間あまりの歩きが一番つらかった。ここまで来ると、今日の目的地である白馬山荘までもう少し。 ようやくあこがれの白馬山荘に到着(14:50)!長くてつらかっただけに達成感はひとしお。ここの山荘は1500人収容可能なホテル並みの山小屋。食堂とは別にレストランの建物があり、そこでは枝豆をおつまみにビールをジョッキで飲めるし、ケーキを食べながらお茶することだってできる。標高が高いので空気は冷たいが、夏の太陽はシャープ。しばらく外のベンチに座り、杓子岳と鑓ヶ岳を見下ろしながらゆっくりする。ここからは15分で着く白馬岳頂上からの景色は明日のお楽しみにして、今日の残り時間はひたすら休む...。これが大きな間違いだった。 翌朝起きると(6:30)濃い霧がかかっている。すぐに晴れると思っていたら、雨が落ちてきた。結局、頂上から見渡せるはずのすばらしい展望や、なだらかな山肌一面に見えるはずのお花畑は鉛色のベールにすっぽり包まれてしまった。残念のひとこと。雨の中ひたすら歩くだけ。白馬大池まで下りる(10:00)と、大岩の上を歩き、小雪渓を渡ってまた大岩、そして樹林帯を下る、下る、下る。やっと着いた天狗原はぬかるみだらけ。去年見た景色が視界に入ってくると、栂池高原自然駅はすぐそこ。雨はあがっていた。 |
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