さて、23人のハイキング開始(12:00)。先頭と最後に添乗員さんが付いていてくれる。牧場の中の道を歩き始めるといきなり両側にお花がずらり(写真右マウスオーバー)。テガタチドリ(初めて出会った)やウツボグサ、そしてハクサンフウロなどがいっぱい(個々のお花の写真はお花畑のボタンをクリック)。次から次へとカメラにその可憐なお花を収めていっていると案の定、グループの最後を歩くことになってしまった。というか、写真を撮っては小走りでグループの最後に追いつくといったありさま。 「美しの塔」で最初の休憩(12:15)。ここでみんなに追いついた。塔の後ろに回って鐘を鳴らす。この鐘は、かつて霧に迷った登山者に位置を知らせるために取り付けたそうだ。ということは、この辺は今日のように霧に覆われることが多いのだろう。塔の後方には、霧の中に隠れている王ガ頭が、その電波塔とともに時折シルエットを見せている(写真右上)。すぐに歩きを再開。オダマキの花が増えてきた。そして牧場の牛が近くに見えてきた。
「塩くれ場」まで来ると(12:30)、草を食む牛たちのなかに、岩を舐めている牛たちがいる(写真右下)。説明板には、「美ヶ原牧場は、明治32年に開設され、毎年5月から放牧が始まり、10月には閉牧されます。昭和45年ごろに牧区が整備されるまでは、この地籍の平らな石の上で牛馬に塩をくれたところから、「塩くれ場」と呼ばれています」とある。今でも石の上に塩を与えているのか、それとも石自体が岩塩なのように塩味なのかはよくわからないが、確かに石がへこんでいる(写真右下マウスオーバー)。 |