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![]() | ![]() コチャルメルソウ(高尾山山頂からの富士山) | ||||||||||||||
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ハイキングコース | ▲高尾山口〜旧甲州街道▼ | |
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お花のオンパレードの春がやってきた。高尾山といえば野草の宝庫。でもこれまで春の盛りの時期に高尾山口駅から出発する南側のコースしか歩いたことがなかった。 そこで今度は旧甲州街道を通って日影沢から早春の裏高尾を歩いてみることにした。今回の目的はコチャルメルソウを見つけること。昔の『大人の遠足』に出ていたコチャルメルソウの写真を見た瞬間、この花をこの目で見たいと思った。 幾何学模様というか、お魚の骨のようなというか、おちゃめなというか、とってもユニークな形をしたこのお花にひとめぼれ。というか、こんなお花が本当にあるのか確かめたかった...。 高尾山口から、今回はいつもとは反対方向に歩き始める(11:00)。ぽかぽか陽気のなか歩き出すやいなや、あちこちに春を感じることができる。民家のお庭や道端、川沿いに春がいっぱい! 民家のお庭のボケ、ジンチョウゲなどのお花を楽しんだら、上椚田橋で左に曲がってウメが満開の川沿いを歩く。深紅のウメの木(写真左上マウスオーバー)のところで右に曲がり、フキノトウ、オオイヌフグリ、ヒメオドリコソウなどの野草を見ながら狭い路地を通リ抜けて、旧甲州街道に出た(11:30)。 すぐ先の小仏関跡(駒木野バス停)のところでは黄色のサンシュユと、ピンク色と緋色のウメが青空に映えて美しい(写真左下)。民家のお庭にあるロウバイの花は終わりかけていて、花より大きな黒っぽい実をいっぱいつけている。やがて荒井のバス停までやってくると、右側にはウメの木の向こうに中央自動車道が見えてくる(お花はお花畑のボタンをクリック)。 |
| ▲日影沢〜いろはの森コース〜高尾山〜1号路▼ | |||||||||||||||||||
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![]() 日影沢 ![]() ハナネコノメ(日影沢キャンプ場) ![]() ケヤキ(ヤマザクラ) ![]() 4号路との交差地点(1号路のアカガシ) | 日影バス停までくると(12:30)道路は左に曲がり、少し歩くと左の林道日影線に入り、小仏川を渡る。真正面に大きく「高尾山国有林」とある(写真左上)。 花の種類が今までの日向に咲く花から日影沢固有の花に変わった。まず目についたのは、アズマイチゲ。川に下りるとハナネコノメが岩をぎっしり覆っており(写真左2番目)、数人がカメラを向けている。コチャルメルソウを見つけられずにいたところ、近くにいた人がコチャルメルソウを指差しておしえてくれた。よく見るといるいる。やっと出会えた! それは思っていたとおりとてもとても小さな花だった。人差し指ぐらいの長さの細い茎についた花の直径は5〜7mmぐらいだろうか。コンデジではなかなピントが合わない。そこで用意していたルーペを使ってほらっ、ご覧のとおりマクロの世界の撮影に成功(写真下)! 魚の骨のようなのが花で、その付け根にある緑色のものが葯のようだ。「江戸時代、唐人の笛を“チャルメロ”と呼び、花が終わってつける実がそのチャルメロに似ている」のが名前の由来。確かに花弁がなくなったところを想像すると似ているかも。「チャララ〜ララ、チャラララララ〜」、チャルメラ(ラーメン)が食べたくなった。 このあと小仏川沿いの林道を20分ぐらいだらだらと歩き、日影沢キャンプ場(写真左2番目マウスオーバー)でゆっくりしてから、いろはの森コースを歩き始める(13:50)。林の中をジグザグにどんどん標高を上げていく。「この森林には「いろは」48文字をそれぞれ頭文字とする森林を選んで表示してあります。選んだ樹木の大部分は高尾山に自生しているものです。」とあるが、この山には実にいろんな種類の樹木がある。 常緑広葉樹林が中心の南斜面に対して、この北斜面には落葉広葉樹林(ブナ、イヌブナ、アカシデ、ハリギリなど) が多いそうだが、全くの冬枯れの山ではなく、ほどよく常緑樹林や針葉樹林に覆われている。 ちょうど目線レベルでよく目にするアオキの木に土団子のようなものがついている。これも、菌えいの一種なのだろうか...。あの藤野市の金剛山・宝山でコナラ系の木についていた菌えいを思い出す。 途中で4号路と交わり(写真左下)、しばらく歩くと今度は1号路と合流して、すぐそこが高尾山頂上(15:10)。果たして今日は富士山が見えるかな?今日の富士山は肉眼でどうにか見える程度だが、写真にもなんとか映った(写真一番上)。 頂上でしばらくゆっくりした後、今度は1号路で下山した(下山所要時間:1時間10分)。 | |||||||||||||||||||
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