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![]() | ![]() ウバメガシの岩尾根 | ||||||||||||
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歩いたコース | ▲多比〜大平山〜鷲頭山〜小鷲頭山▼ | ||||||||||||||||||||||
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寒い冬は低山の日だまりハイキング。今回は5山7峠が連なる沼津アルプスへ。全部縦走すると大変そうなので、つらくなったら途中でエスケープすることにして軽い気持ちで向かった、下山後の海の幸を一番の楽しみにして。連休の中日、少し雲が広がっているものの、今のところ富士山も顔を出してくれているし、日差しもある。 ネットを参考にして、沼津市役所前の駐車場に駐車してからバスで多比まで行き、多比口峠登り口の道標から歩き始めた(10:00)。民家の間を歩いていくと、道が二股に分かれるが、一方を歩いていくとすぐ交流して一つなった。駿河湾が少し見下ろせるようになる(写真左上マウスオーバー)。 みかん畑(写真左上)とこれから登る(?)山を見ながら少しずつ標高を上げ山に入っていく。真っ赤なアオキの実が今年は特に多いような気がする(写真下)。しばらく歩くとスイセンの花の中にかわいい道標が立っている。カラー版の手作り道標(写真左上から2番目)。このかわいい道標が最後の香貫山まで案内してくれることになる。 多比口峠(10:30)までやってくると道標に従い、最初の山、大平山を目指して右へ。途中富士山展望ポイントがあったが、そのほとんどがすでに雲に隠れてしまっていた(写真下)。10分ほどの急登で大平山(356m)(写真左上から2番目マウスオーバー)に到着(11:00)。最初の山でゆっくりしてはいられないので即下山。下りの展望ポイントから富士山は完全に姿を消していた。 多比口峠に戻ってきたら今度は鷲頭山方面へと岩尾根を歩く(写真左上から3番目)。この岩尾根はウバメガシの純林で覆われている。その林の中はウバメガシの木の幹がずらり!ものすごい密度で並んでいて、しかもくねくねしたも木々もあり、別世界にやってきたような感じになる。昨年千葉の山のマテバシイの純林の中を歩いたときのことを思い出す。このウバメガシの尾根は鷲頭山への急登が始まるまでかなり長く続いた。 ちなみにウバメガシは姥目樫と書き、「暖地の海岸近くに生え、そのかたい材の特性を活かしたのが備長炭。」とある。 その後多比峠(11:55)まで下りると今度は鷲頭山を目指して急登。途中で先ほど登った大平山(写真左下マウスオーバー)が見えてきた。上り詰めるとそこは鷲頭山山頂(392m)(12:10)(写真左下)。山頂は広くて視界もよく、多くのハイカーがお昼休みをしている。休憩には絶好の場所だが、今回は縦走なので、お昼を食べたらすぐに歩きを再開(12:30)。 10分ほど緩やかに下ったら小鷲頭山(写真下)。すぐそこに駿河湾が見下ろせる。 | ||||||||||||||||||||||
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| ▲横山峠〜香貫山〜黒瀬〜駐車場▼ | |||||||||||||||||||
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横山峠まで下りたら、もう次の山はいいやと思ったが、ここからはエスケープ・ルートがないので、そのまま次の山、横山にも登るはめになった。この登りも途中で少し急登があったが、これまでと比べるとそれほどでもなく横山(183m)(写真左上)に到着(14:55)。この山頂も広いが視界はない。 横山からの下山がこれまた急降下!この沼津アルプスのコースにはジグザグ道は一つもなく、上りは急登、下りは急降下しかないようだ。急降下も4度目になると、膝は笑い始め、下りの途中で腰をついてしまった。ロープにしがみついて下りていくと車道に出た。ほっとした。 ここまで来たらあとは香貫山(193m)だけなので頑張って最後まで歩くことに決定。しばらく車道を歩いたら、道標のあるところからまた山に入る。とはいってもこの山は沼津市民が気軽に登れる山になっているようで車道づたいに歩いていくと頂上に着いた。と思ったらそこは展望台(16:00)で、香貫山の頂上は別のところ。かなり疲れていたが、頑張って山頂にも上ることに。 ちなみに、展望台はその名のとおり展望がよく沼津の町(写真左真ん中)が見渡すことができ、また反対側にはこれまで歩いてきた沼津アルプスの全貌(写真下パノラマ)も見えるが、香貫山山頂(193m)(16:15)(写真左真ん中マウスオーバー)の方は道標しかなく視界はない。 夕日が当たる香貫山を沼津の町を眺めながら横切り、整備された階段を下りて、香貫山登山口のところに下りてきた。これで長かった沼津アルプス縦走が終わった(16:45)。 本などには逆コースが紹介されているが、まだ元気な時にウバメガシの純林が楽しめ、先に高い山を登っておける今日歩いたコースの方がお奨めだ。歩ききった充実感にひたりながら、駐車場まで歩いて戻った。 その後沼津港に行き、「かもめ丸」で新鮮な海の幸をいただき(沼津丼は残念ながら売り切れ)、帰路についた。 そういえば、富士山は朝姿を見せた後姿を現すことはなかった。 | ||||||||||||||||||||
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