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歩いたコース | ▲上日川峠〜福ちゃん荘〜雷岩▼ | ||||||||||||||||||||||
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この日の天気予報は雨。でもネットでこの時期にブナの葉っぱにつくピンク色の虫こぶが唐松尾根で見られるという情報を得たので、山頂まで上らなくても、虫こぶだけ見られればいい、という思いで出かけた。 上日川峠に車を止めて、登山口から明るい林の中を歩いて行く(8:35)(写真左上)。10分も歩いただろうか。あれ?!細い幹のブナの木の若い葉っぱの上にピンク色の虫こぶが(写真左真ん中)!唐松尾根の前でもう見つけてしまった。ここにも、あそこにも。。。数年、探し求めていたものがやっと見つかって感動! 思っていた通り、他の虫こぶとは違い、ピンク色でふさふさしたこのまん丸の虫こぶは、桃を直径8mmぐらいに小さくした感じで美しい。ブナの木(幹も細いので若い木)の出てきたばかりの透き通るような若い葉っぱに虫こぶが形成されている。本やネットでは1つずつ葉っぱにのっているのをよく見るが、2つや3つが一緒にくっついた形のものが多い。 この後、他のブナの木々でも見つかり、これで目的が達成してしまった。この後どうしようか迷ったが、まだ雨が降る様子もなく、ネットでは唐松尾根で見つかったということなので、もう少し先の唐松尾根でも見つかるか歩いてみることにした。 福ちゃん荘からは左側の唐松尾根への道を歩き始める(9:20)(写真下)。いろんな木々の若葉がみずみずしいのに、足元に生えている笹はなぜか一面茶色で枯れかけているようにしか見えない。笹は60年に一度花を咲かせ、その後枯れるという話を聞いたことがあるが、今ちょうどその時なのだろうか。。。 ここでもブナの木に虫こぶがないかチェックしているのだが、見つからない。その代わり木々の間からなんと富士山が見えた。 天気予報だといつ雨が落ちてもおかしくない中、まさか富士山が見えるとは思っていなかった。そのうちところどころに青空が見えるようになってきた。これはもう展望のすばらしい雷岩まで上るしかない! この後、何度も振り返って富士山を見ながら(写真左下)、急登の道をゆっくり上っていくと雷岩が見えてきた(写真左下マウスオーバー)。結局、この尾根では虫こぶを見つけることはできなかったが、天気がよくなって富士山が見えたおかげで雷岩まで上ってきてしまった(10:30)。 | |||||||||||||||||||||||
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| ▲大菩薩峠〜福ちゃん荘〜上日川峠〜▼ | ||||||||||||||||||||||||||
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大菩薩峠手前で富士山とは「さよなら」となる(写真左上)。大菩薩峠でおにぎり2つ目を食べてお昼休憩。介山荘の近くで、先ほどのヘビイチゴ以外の花、ワダソウとミヤマツボスミレを見つけた(写真下)。 ここからはゆるやかな下山(12:25)。福ちゃん荘までずっとゆるやかなので、この道で大菩薩峠に上って同じ道を下ると、ハイキング気分で2000m級の山を楽しめる。 ゆる〜く下りていくと途中で木々の間から富士山が見えた。お昼を少し回ったがまだ富士山は営業してくれている。ありがたいことだ。足元の花はときどきスミレが顔を出してくれる程度。でも若葉あふれる森にいると、葉っぱからかなりのエネルギーをもらっているような気がする。 後半になると、カエデの葉っぱが目立つようになった。空のキャンパスに押されたウチワハカエデの葉っぱのスタンプはいつ見てもきれいだ。そうこうしていると、ブナの葉っぱに例のピンク色の虫こぶを1つ発見。福ちゃん荘まで下りていないところで見つけたのはここだけ。 勝縁荘(閉鎖)のところまで下りてきた(13:00)。川を渡って林道を歩き、富士見荘を過ぎると福ちゃん荘に戻ってきた(13:15)。ここからは今朝通ったあの虫こぶのある道を戻る。 せっかくなのでまた朝と同じブナの木々の虫こぶをじっくり観察。あれっ?目の前に。。。なんと木の幹から直接伸びた細い枝の若い葉っぱにも虫こぶがついている。(写真下)こんなところにもあったのに気がつかなかった。。。桃を小さくした感じで美味しそうに見えるけど、これは中に虫がいるので間違っても食べられない。どちらかというとグロテスクな虫こぶが多い中、なぜこのような鮮やかなピンク色の美しい虫こぶができるのか不思議だ。 というわけで、今日はずっと探していたこのピンク色の虫こぶを発見できただけでなく、雨の天気予報は大きく外れ晴れてくれたおかげで富士山も見え、山頂まで行くことができて実りの多いトレッキングだった。 | |||||||||||||||||||||||||||
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