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歩いたコース | ▲峠ノ茶屋駐車場〜峰ノ茶屋跡避難小屋〜牛ヶ首▼ | ||||||||||||||||||||||
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最近のお気に入りである那須岳には昨年も秋に朝日岳を登りにやって来た。今年の山は紅葉で有名な姥ガ平とその向こうのなだらかな南月山。 前日の夜は雨が降っていて、風もかなり強かったので、山歩きを半分諦めかけていたが、翌朝になると、峠の茶屋駐車場に止めた車の中に朝日が差し込んできた。霧が立ち込めている中、青空も出てきた。だが、風は相変わらず強い。強風で飛んできた小石が額に当たって断念したこともある茶臼岳北面の山腹道を、果たして通過できるだろうか。 峰ノ茶屋跡避難小屋までは昨年と同じルート(7:05出発)。鳥居をくぐって(7:10)樹林帯の中を登り、そこを抜けると展望が開ける。茶臼岳から剣ヶ峰、朝日岳(写真左上)が見える壮大なこの景色の中を歩くのはもう何度目だろうか。ラッキーなことにここまでくると風は止んでいた。 1時間後に峰ノ茶屋跡避難小屋に着いた(8:00)。この小屋の周囲は朝早くからハイカーでかなりの賑わいだ。少し休憩してから、今回は硫黄鉱山跡の標識を牛ヶ首方面に歩く(8:10)。以前、茶臼岳に行くのに間違って牛ヶ首方面に歩いて行き無間地獄まで行って間違いに気がついたのを思い出す。でもこの道を紅葉の時期に歩くのは初めて。 茶臼岳の西面には平坦な道が続く。これは、昔、硫黄高山の硫黄を運ぶためのトロッコがここを走っていたからだそうだ。東側は茶臼岳から硫黄のにおいがするなか、白い噴霧がところどころ上がり本当の地獄のようだが、それとは対照的に西側に広がる紅葉の混じる景色は絶景だ(写真下パノラマ)。 白い噴霧が勢いよく出ている無間地獄まで来ると(写真左真ん中)、そこから見下ろす紅葉がクライマックスになった(写真左下)。ここが姥ヶ平だ(写真左下)。カメラの望遠で見てみると、鮮やかな紅葉の中にちょっとした広場があり人が数人ほどいる。少し離れたところにはひょうたん池(写真左下マウスオーバー)。池を見ている人達も見える。 上から見るだけでも十分なのに、その中に突中したらどんな景色が待っているのだろうか。と考えているうちに牛ヶ首に着いた(8:35)(写真下)。ここには、ロープウェイ方面から来た人や我々のように避難小屋から来た人などが一休みしている。誰にとっても一番の目的はこの紅葉の時期、間違いなく姥ガ平に違いない。 | |||||||||||||||||||||||
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▲南月山〜牛ヶ首〜姥ガ平〜峰ノ茶屋跡避難小屋〜駐車場▼ | |||||||||||||||||||||||||||||
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下山開始(9:40)。来るときに振り返って真っ赤に燃えていた茶臼岳東側の斜面にちょうど日が当たるようになって、ますます輝いている(写真左上)。 牛ヶ首まで戻ってくると(10:20)、行きのときよりもかなり人が増えていた。空にも雲が増えてきたようだ。姥ガ平も影に入ってしまった。 渋滞の中、姥ガ平へと鮮やかな紅葉の中を下っていく。人二人が余裕をもって並んで歩くこともできない狭い道を、上りと下りでお互いに道を譲りながらゆっくり歩いては止まりの歩き。それでも下るにつれて鮮やかな紅葉の中に突入していくので、紅葉の一部になったような気分に浸ることができて、渋滞は気にならない(写真左真ん中)。 最後に白い幹のダケカンバの樹林帯を通り過ぎて広場に出た(10:45)。上から見えていた姥ガ平のあの広場にやってきた。茶臼岳方面を見上げると今までにない紅葉の絶景に息をのんだ!グレーの茶臼岳の下にそれとは対照的なカラフルで鮮やかな紅葉(写真左下と下のパノラマ写真)。しばらく、その絶景を見入っていた。谷底から紅葉を見上げるという形も、これまであまりしたことのない体験だ。 日が差していたら、茶臼岳方面は逆行になるのでこんなにくっきりは見えなかったかも。雲が増えてくれてよかったのかもしれない。 絶景をしっかり堪能した後、ひょうたん池へ。途中から木道の上を歩いていくとひょうたん池の近くに着いたが木々に隠れて見えない。池に行くには木道から下りていかなければならない。木道からは下りるな、という標識があるし(下りていく人もかなりいたが)、人も多いので、近くに行くことはできなかった。少し離れた小高い場所から池をちらっと見るだけとなった。後からわかったのだが、水鏡には紅葉と茶臼岳が写るらしい。。。 広場まで戻ってきて、もう一度素晴らしい絶景を頭に焼き付けたら、牛ガ首方面へ上っていく(11:15)。下りの時のように渋滞にはならなかったので、さくさくと上り、峰ノ茶屋跡避難小屋経由(12:00)で、峠の茶屋駐車場に戻っていった(12:45)。 この後、那須に来たら必ず行く、お決まりのパン屋さん「ペニーレイン」に寄って高速道路が渋滞にならないうちに東京へと戻っていった。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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