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歩いたコース | ▲作場平駐車場〜ヤブ沢峠〜笠取小屋▼ | ||||||||||||||||||||||
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テレビの山の番組で取り上げられていた笠取山。新緑の中、さわやかな沢沿い歩きに魅せられて今回は笠取山へ。 昔よりはるかによくなった道を走り、作場平駐車場(トイレあり)にやってきたときにはすでに7時になっていた。30数台の駐車スペースがすでに埋まっていないか心配だったが、運よくまだ数台のスペースが残っていた。 車道をはさんでトイレとは反対側に「水源地ふれあいのみち」の看板がある。その右側が登山口(写真左一番上マウスオーバー)(7:15)。 すぐに樹林帯に入り、道の左側に流れている沢のせせらぎとともに歩いていく(写真左一番上)。樹林帯(気が付かなかったがここはカラ松樹林帯)の下は花はあまりなく、タチツボスミレやサンリンソウなどがぽつりぽつり。 しばらくして石や岩にぶつかり踊りながら元気に流れてくる二股の水の流れが合流して一つになるところで橋を渡る。この橋を渡り山腹を上っていくと一休坂分岐が現れた(写真左上から二番目)(7:50)。往きはヤブ沢峠コースを歩くのでまっすぐ進む。右に分かれるのは、帰りに通る一休坂。 この後、沢を下に見たり、一緒に歩いたり、渡ったりしながら、明るい青空の下を歩くようになる。新緑の広葉樹林と青空と沢の流れと緩やかな上り。気持いい歩きにならないわけがない。 ミツバツツジはやっとつぼみが出てきたところだが、新緑に小さなピンク色が映える。しばらくしてヤブ沢の標識が現れた(写真下)(8:10)。 このあとも気持ちいい沢と一緒の歩きがしばらく続く。標高が上がっていくうちに沢が小さくなり水もほとんどなくなってきた。しばらくすると突き当りにヤブ沢峠の標識(8:50)(写真左上から三番目)。 葉っぱが出てきたばかりのやわらか色のカラマツ林の間から富士山が見える(写真下)。茶や萌黄色の生まれたてのカエデがお日様に当たってキラキラ輝いている(写真下)。左側の斜面にはタチツボスミレが咲いている。 しばらくして、向こうに青色の屋根が見えてきた(写真左一番下)。笠取小屋だ(9:20)。小屋の横に並ぶカラ松や桜の淡い色がきれいだ。小屋の前にはベンチやテーブルが置かれていて、大菩薩嶺方面の山々が見える(写真左一番下マウスオーバー)。 反対側にはキャンプ場もある。なんと同じ敷地に数頭の鹿が放し飼いにされている。木々には傷つけられないようにネットが巻き付けられているが、他の場所には影響はないのだろうか。よく見ると、他のものを食べないようにするためか餌付けしているようだ(写真下)。 | |||||||||||||||||||||||
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| ▲岩尾根〜水干〜笠取山〜一休坂〜作場平駐車場▼ | ||||||||||||||||||||||||||
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T字路までやってくると道標がある(写真下)(11:25)。今回のコースで現れる標識はどれも白い木に白い文字で書かれているので文字が読みにくい。なぜ白い木に白文字にしたのだろうか。道標の近くにくるとようやく水干(みずひ)は右方向へとわかる。 少し進むとまた道標が現れ(11:30)、シラベ尾根への道を分けて右の水干方面へ。この道標には、シカが増えすぎたため来年の3月まで捕獲を実施している、という注意書きが貼ってある。確かにこの辺もシカに食べられたのか花という花はほとんどない。 ここにはコメツガ、シラベ、トウヒなどの針葉樹の天然林が多いが看板に「土壌が深いなど、樹木の生育条件が良い場所では広葉樹との生存競争に負けるが、岩場などの厳しい生育条件のところや、標高が1800mを超える寒冷なところでは、広葉樹との競争に勝って、針葉樹の森林となる。」という説明がある。 その後、裸の広葉樹林に笹原の明るい道を歩くようになる。ぐるりと山腹をからみこんでいくと水干(みずひ)に到着(写真左一番上)(11:40)。水干は「沢の行き止まり」を意味し、多摩川の最初の一滴が染みだしている場所だそうだが、残念ながらその一滴は見えなかった、というか最近は見えないそうだ。 日の当たりのいいこの斜面で、笠取山の急登で見つからなかったキスミレのキバナノコマノツメが見つかった(写真下)。葉っぱが馬の蹄に似ていることからこの名前がついたそうだ。ここにもあそこにも。他にもハナネコノメやワチガイソウなどが咲いている。そして後ろを向けば、富士山と大菩薩のコラボが見える(写真下)。 この後、笠取山の裾を回って明るいカラマツ林と笹原の緩やかな道を下りてくると、笠取山急坂の下の分岐にやってきた(写真左上から二番目)(11:55)。往きと同じ分水嶺の丘を通って笠取小屋まで戻ってくると(12:25)。多摩川源流の水で入れたコーヒー(200円)をおいしくいただきながら一休み。 ここからは一休坂を経て作場平に向かう(12:40)。水場まで下りたら家でコーヒーを入れるための水を汲み、そのままどんどん下りていく。かなり下った沢の近くで再びキバナコマノツメを見つけた。 やがて明るいミズナラなどの自然林の中をゆるやかに下るようになる(写真左上から三番目)。沢はないが、明るい新緑の林の中の歩きも最高に気持ちいい。青空のキャンパスに、やわらか色のハウチワカエデがつくるアートはいつ見ても感動的だ(写真下)。ただ、ずっと歩いてきた道に生えている1mぐらいの高さの笹のほとんどが枯れているのが気になる。 道が広くなってベンチがあるところ(一休坂)にやってきた(13:40)。大きなミズナラの木が途中からダイナミックに折れている(写真左一番下)。さらに歩くこと10分で、往きに通ったヤブ沢峠コースからの道との一休坂分岐までやってきた(写真下)(13:50)。 ここからはまたさわやかな沢のせせらぎを聞きながら元来た道を駐車場まで戻っていった(14:20)。 | |||||||||||||||||||||||||||
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