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歩いたコース | ▲自宅〜キスゲ橋〜山頂(堂山)▼ | ||||||||||||||||
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ゴールデンウィークが来たら、そろそろ浅間山のムサシノキスゲが咲くころ。よく行く山だが、80m弱という超低山のため、このHPに登場することはなかった。コロナ禍で近くの山を改めて見直す機会ができて今回初登場。 浅間山は小さくても盛りだくさんの山だが、これだけだとカロリー的に十分とはいえないので、自宅から浅間山までの散歩もプラスすることにした。いつもの散歩より長めの距離をのんびり2時間ぐらい歩いて浅間山に到着。雑木林の新緑がまぶしい! 多摩霊園側から入り、キスゲ橋(写真下)を渡って浅間山に入る。橋の両側にはハリエンジュやイヌシデなどの木々が生い茂っている。よく見るとイヌシデに葉っぱ以外の丸い塊のようなものがついている(写真左上と下)。これはもしかして虫こぶ!?後で調べると、イヌシデメフクレフシとわかった。 そういえば植物多様性センターでもイヌシデにこれと同じ種類の小さい虫こぶがついていた。ここでは木も大きいからか、その4倍ぐらいの大きさだ(虫こぶページ参照)。 キスゲ橋を渡ったらまずは浅間山の最高峰、堂山の山頂(79.6m)まで上る。とはいっても超低山。ゆるやかな階段を上っていくと2,3分で到着。広くて石で囲んだ円形の頂上には浅間神社の鳥居と石祠がある(写真左下)。 その隣には「浅間山79.6m」の標識と、国土地理院の二等三角点の標石がある(写真下)。超低山でもれっきとした天然の山なのだ。 神社にお参りしたら、すでに2時間余り歩いているので、お昼休憩をとりたかったのだが、コロナ禍でもゴールデンウィークの真っ只中なので人は通常よりは多く、山頂のベンチはすでに埋まっていた。別の場所に移動することに。 | |||||||||||||||||
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| ▲中山〜前山〜すその道▼ | ||||||||||||||||||||||||||
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この奥が中山(写真左上)(74m)。ここも広場になっていて、堂山よりも広いぐらいだ。ここも数か所あるテーブルやベンチはすべて埋まっている。そのまま通過して、ぐるりと回って尾根道に出て富士見百景の場所で消えてなくなりそうな富士山をチェックしてからまっすぐ前山へと、うっそうとした林の中を歩いていく。 前山はこじんまりしている(写真左真ん中)(77.8m)。その片隅に人見四郎の墓跡がある(写真下) 。「鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した武士と伝えられる」と書かれている。ここは今までは素通りしていた場所だが、あとで調べてみると、この浅間山の別名が「人見山」で、江戸時代以前にこのあたりが「人見村」と呼ばれていたらしい。そして近くには人見街道があるが、人見村を通る道だったことに由来するとあった。すべてがの人見四郎の墓跡につながった。 これで、堂山、中山、前山の三山を制覇(笑)した。いつもはムサシノキスゲを見た後は適当に歩いて帰っていたが、今回は山裾を一周する「すその道」を歩いてみる。 足元に濃いピンク色のこれから咲くのか咲いたあとなのかよくわからない小さな植物を発見。調べるとナワシロイチゴだった(写真下)。なんと花は開かず雄しべを包んだままだそうだ。 全国どこでも日当たりのいい草地に生えるそうなので、これまでは気づかずに通り過ぎていたのだろう。初夏に赤く色づく実は半透明でイクラのようだということなので今後注意して見ていたい。 ガマズミやコゴメウツギの花も満開(写真下)。しばらくすると頭上のエゴノキの白い花が満開状態(写真下).。英国ではこの花を「スノーベル」というそうだが、新緑にまさに雪のように白い花のベルが枝いっぱいにつり下がっている様は美しい。 キスゲ橋の横を通って先ほど堂山から女坂を下りる時に見たムサシノキスゲを今度はすその道から斜面を見上げる形で見る(写真下パノラマ)。すその道から見上げる方が群落がよく見える。中山の方のすその道からも群落が見られ満足。すその道をぐるりと回ってよかった。一周したあと、帰途に就いた。 | |||||||||||||||||||||||||||
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