シモバシラ

 

高尾山

11月: 1号路→3号路→高尾山山頂→紅葉台→稲荷山コース
12月: ケーブルカー→1号路→高尾山山頂→一丁平→稲荷山コース
年月日 2021年11月28日、12月29日
地域 高尾
559m
天気 晴れ
ひとこと

11月:紅葉はまだ見頃、12月:シモバシラがいっぱい

 

 

   
   ▲11/28:1号路〜3号路〜山頂〜紅葉台▼
  


1号路の紅葉

山頂からの富士山(紅葉台から富士山)

 

平地の紅葉が見頃を過ぎようとしているのに、高尾山はまだ見頃だという11月末。高尾山といえば、自然以外にもお気に入りの天狗焼きがある。今回は『ランドネ』の雑誌で紹介されていたJR高尾駅にあるお店「Ichigendo」のきなこクリームパンも試してみたい、ということで行かない理由はない。

天狗焼きを手に入れるにはケーブルカーに乗るか、1号路を歩くかのどちらか。お店の開店は10時で時間はまだたっぷりあるので、歩きを選んだ(9:00)。コロナ禍もかなり下火になったところに紅葉の時期ということで、舗装された1号路は渋谷の町と変わらないぐらいの混みよう。

高尾山駅のところまで歩いてくると(9:50)、天狗焼きのお店にはすでに長い列ができていた(開店10時のはずがこの日はその前にすでに開いていた)。しばらく並んで天狗焼きをゲット。霞台で天狗焼きをいただきながら休憩。展望の先にきらきら輝いているのは相模湾の海(写真下)。霞台の手前にあるメグスリノキは見事に真っ赤に燃えている(写真下)。まさに「花も団子も」状態。

そこから少し歩き、喧噪の1号路から左に曲がって森の中の3号路へ(10:40)。静かなこの道に入るとほっとする。さっそく、キジョランの種を発見。その後もいくつか発見するが、実の方は結局見つからないまま山頂に着いた(12:30)。

   ●はクリックして拡大 

キジョランの葉っぱがキラキラ 天狗焼き ●メグスリノキの紅葉が見頃

霞台から海が見える

霞台からの展望

折り紙で作られた森の世界

キジョランの種はあちこちに

3号路の紅葉 山頂の人、人、人

 

▲紅葉台〜5号路〜稲荷山コース▼  
  

山頂は身動きができないぐらいの混みよう。山頂から見えるくっきり富士山(写真右上)を見たら、急いで紅葉台方面に下りる。人混みはしばらく続き、結局紅葉台までやってきた。ここで富士山を見ながらお昼休憩(13:00)。

今回は「一言堂 Ichigendo」で買ったきなこクリームパン'(写真下)とおにぎり。甘すぎないきなこクリームはしゃりっとした歯ごたえで人気があるのがわかる。変わり種のショウガおにぎりと玄米おにぎりも手作り感があってとてもおいしくいただいた。今回はここで引き返す(13:20)。帰りは5号路から稲荷山コースで下りる。

5号路と稲荷山コースの分岐地点でキジョランの実を探していたら、隣にいたおじさんが、キジョランの葉にアサギマダラの幼虫(写真下)がいるのを教えてくれた(写真下)。あのふわふわの綿毛が出てくる実がなかなか見つからないと言ったら、実はどうやら今では誰かが取ってしまうとのこと。残念だ。

稲荷山コース最後の階段を下りる手前ではいつもテイカカズラの綿毛が多数見つかっているが、どこから飛んできているのかがわからない。帰りにTAKAO museum 599で尋ねて清滝駅横の公園を探したら、頭上の木に絡みついているテイカカズラに細長い豆の房のような赤みがかった実が二股に分かれて垂れ下がっているのを発見(写真右下)。ずっと探し続けてきたテイカカズラの実にやっと出会えた!!いつか、この中から綿毛がでてくるところも見てみたいものだ。

 


紅葉台からの富士山


テイカカズラの実

     
紅葉台のモミジの紅葉が美しい アサギマダラの幼虫 サルトリイバラ(サネカズラ)

天狗の焼き印が押されたきなこクリームパン

ダンコウバイの黄葉 テイカカズラの種
稲荷山からのズーム展望

 

  ▲12/29:ケーブルカー〜薬王院〜山頂〜一丁平〜稲荷山コース▼
  


山頂からの富士山


シモバシラの群落



一丁平からの富士山

 

数年に一度の寒波がやってきて、ここ数日東京でも気温がマイナスになる日が3日も続いた。これだけ寒いと、今年最後の山は朝遅く出ても安心な高尾山になる。もしかしたら、例年は1月に見られるシモバシラが見られるかもしれないし、キジョランの実が今度は見つかるかも。天狗焼きも楽しみなので前回に引き続き高尾山に決定。

今回は訳あって出発が遅くなってしまったのでケーブルカーを使い、お決まりの天狗焼きをゲット。今回は今年一年の感謝をするためにも薬王院経由の1号路で山頂まで歩いた(12:10)。

山頂は先月の紅葉の時期ほど人はいないが、それでも冬休みなので人はまあまあいる。今日の富士山はうっすらなんとか見える程度。昨日までの寒波がゆるんだからか。雲の笠もかぶっている(写真左上)。

紅葉台方向に下りて、シモバシラはきっとないだろうなと思いながら巻道に入るといきなり現れた。本来なら1月の早朝に見られるシモバシラを12月のお昼に発見。それも1つ2つではない。その辺一帯がシモバシラの群落になっていてびっくり。斜面側だけでなく崖側にもいっぱい。とにかくこんなに多くの霜柱は今までに見たことがない(写真左真ん中と下)。

朝早く来ていたらもっときれいだったろうな、とちょっと残念にも思ったが、この時間にこんなに多く、しかもこれだけの形を残してくれているのだから感謝、感謝。どれ1つとして同じものはなく、パイ生地のように何層にも重なったシモバシラは美しい。

この後、一丁平まで行き(13:20)、なんとか見えている富士山(写真左下)と一緒に気持いい赤外線を浴びながらお昼休憩したら下山(13:40)。

稲荷山下山途中、女性二人組が木の上の方をずっと見ている。なんでもアカゲラがいるという。あの独特のコンコンという木をつつく音が時々聞こえてくる。方向を教えてもらってカメラのズームで見ると確かにアカゲラがいた(写真下)。アカゲラは北海道以外ではこれが初めてだったので見られてよかった。その後、15:35に稲荷山コース入口に戻ってきた。

   

巻道へ(通常の霜柱)

シモバシラ  

 

  少し砕けているが大きい塊

 

  アカゲラ