下生坂村から見る京ヶ倉(右)と大城(左) | |||||||||||||
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歩いたコース | ▲駐車場〜京ヶ倉登山口〜おおばこ見晴台〜屏風岩▼ | ||||||||||||||||||||||
久々にコロナによる規制が全くないゴールデンウィークを迎えた。2019年までよく行っていた定番の長野へ。長野の山の本から、手ごろな里山、京ヶ倉・大城の周遊コースを選んだ。ファミリー向けハイキングコースとなっていたので、ゆっくりのんびり、歩きを楽しめれば最高だと思っていた(上るまでは)。 やまなみ荘の隣にある生坂村総合グラウンド(写真下)の駐車場に車を止める(グラウンドにトイレあり)。満開(を少し過ぎた)の八重桜に見送られながら出発(8:10)。国道19号線を渡り、生坂小学校入口(写真下)の道に入っていく(京ヶ倉登山口の標識あり)。小学校をぐるりと周るように道なりにゆるやかに上っていき、野の香ぶどう園を通り過ぎる。青空に木々の萌黄色が映え、とてもすがすがしい。 オレンジ色の山ツツジが咲く道を歩く。右手に「万平の旗塚跡」がある。標識に従い進んでいくと左に曲がったところに防獣ゲートがある。ゲートの鎖をほどいて通り抜け、「林産集落振興事業作業用建物」 の前を過ぎると、駐車場が見えてくる。ここが京ヶ倉登山口(写真左上から2番目)(9:00)。周遊せずに京ヶ倉と大城に上って下りてくる人たちはここに駐車するようだ。 登山道をゆるやかに上っていく。五月晴れの山はすがすがしい。お日様が当たった萌黄色の木々からは強い生命力が伝わってくる。気が付くと、足元30cmぐらいのところに小さくて丸いリンゴのようなものがくっついている(写真下)。昨年行った青梅丘陵で見つけた、コナラにできる虫こぶ「ナラメリンゴフシ」だ。その近くにもまだ緑色だが同様の虫こぶを見つけた。 木々の間から犀川が少し見えるようになる。この辺から木の梯子やロープなど(写真下)が頻繁に出てくるようになるがそれほど危険なところはないので問題なく、「おおこば見晴台」に到着(9:50)。展望が開けた。大きくくねった犀川とその間の新緑の山々だけでも絵になるのに、その向こうには北アルプスまで見える(写真下から2番目)。ただ山の上部を雲が邪魔しているのが残念。 このあたりに群生があり、ゴールデンウィーク時に見頃となる言われているヒカゲツツジだが、残念なことに少し遅かったようで全く花が見当たらない。その後地上に散った花びらが見つかり、ほんの少しだが頭上に少し咲いているところも発見(写真下)。 沢を渡って大きな屏風岩(写真左一番下)の下のところで親子4人組(子供たちは3〜5才)が歩いていた。この時は子供たちがその後もっと険しい岩場に出くわすことになるとは知らず、ファミリーハイキングをほほえましく思っていた。 | |||||||||||||||||||||||
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| ▲京ヶ倉〜大城〜眠峠分岐〜駐車場▼ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
早速、京ヶ倉を急降下で下り、先ほど話を聞いた通り、これまでの道と同じように急降下や急登でロープがある道が続く。 天狗岩(写真左上)を通り少し下ると、北アルプスの展望が開けた。その後すぐに大城に到着(写真左上から2番目)(11:35)。名前のとおり、戦国時代の城址だったようだ。実際、この下段に大城二のくるわ、大城三のくるわがあった。どちらもほぼ自然の地形をそのまま利用したものらしい。 足元を見ると、イワカガミの花が咲いている。険しいアップダウンがずっと続いていたため可憐な花を見てほっとした。同時にそろそろ険しいところも少なくなってきたので緊張もとけてきた。 安曇野展望までやってくると(11:55:)、これまで以上に視界が開けていて、北アルプスの蝶ヶ岳、常念から北の方では爺ヶ岳の向こうまで、一気にずらりと見えた。 このあとの大城の番兵が戦争のとき見張りをした所、「物見台」でも展望を楽しみ、そのあと大城山頂からかなり離れた標高919mのところにある三角点をあとにして、はぎの尾峠までやってきた(12:10)。 ここからも下ることができるのだが、「縦走する方は眠峠ルートをお勧めします(距離は長いですが、展望は他ルートより◎)」と書かれていたので、眠峠まで歩くことにする。 途中でグレースの森のあずまや(写真左下から2番目)で一休みする(12:30)。地図にもトイレありとあったが、なんとそこにあったのは、丸太で周囲を少しだけ囲み、あとは広い布で隠した(というか半分見えている状態)の、これまでには見たことがないような簡易トイレだった(写真下)。 その後、眠峠口から山を下る(12:40)。日当たりもよく足元にはスミレやフデリンドウ、クサイチゴ、ニガイチゴなどの花(写真下)が咲いていて、気持よく塗装道まで下りてきた(13:10)。 その後、防獣ゲートを出て(13:25)、下生坂村の田植え前の田んぼに囲まれたのどかな道を歩く。先ほど歩いてきた京ヶ倉・大城等の山を背にして、進行方向にもこの季節特有の、いろんな緑色からなる山々が並んでいて、いつまでも見ていたい気持ちになる。 国道19号に出たら(13:35)だらだらと長い距離を歩いていく。途中でお手洗いを借りたガソリンスタンドの人は「馬の背は怖い」と言っていた。その後トンネルの手前を右に大きく曲がり、川沿いを歩き、グラウンドの駐車場まで戻っていった(16時過ぎ)。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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