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歩いたコース | ▲湯ノ沢峠登山口〜道を間違える〜元の道に合流▼ | ||||||||||||||||
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湯ノ沢峠登山口の近くに駐車して、ゲートを開けて歩き始める(写真下)(7:15)。なんと21年前に「鴈ガ腹摺山」に上ったときにもこの湯ノ沢峠登山口の近くに車を停めた。あのときは大峠方面に林道を2時間近く歩いた。5月中旬でも日差しが強く暑さを我慢してやっと着いたら、今はない五百円札の富士山はすでに営業停止で見えなかった、という思い出がある。 本日の天気は新緑の映える青空ほぼ100%の晴天。今日は富士山が営業停止にならないことを願う。 この辺はカラマツの新緑も楽しめる(写真下)。広い道の両側にはやわらか色の木々がずらりと並んでいる。道もゆるやかで気持いい歩きがしばらく続く(写真左上)。 植林された小さい木々が防獣用に一本一本袋のようなものに覆われている。湯ノ沢峠の道標のところで舗装道路から右手の登山道に入っていく(写真左真ん中)(7:30)。ぐるりと張り巡らされている防御ネットにピンクのリボンがついているのでそれに沿って歩いていく(写真下)。 途中からネットのすぐ横の急登を上る。かなり急で滑りやすいので手足両方を使ってよじ登る。これ本当に登山道?と一瞬よぎったが、ピンクのリボンがあるのでそれを信じてそのまま進んだ。 ここで地図を見ると、ここからでも行けないことはないが、これは歩こうとしていた道ではない。大体こんなにきついわけがない。道を間違えた!急降下の道を戻る。最後は滑り台状態で半分滑りながら下りた。40分ぐらいのロス。もともと体調は万全でなかったのだが、これでさらに体力が奪われた。 途中から沢のある平らな道に出てしばらく歩くと湯ノ沢峠の道標が見つかり、もともと歩く予定だった登山道に合流した(写真左下)(8:50)。明るい新緑の中のゆるやかな道は先ほどの道に比べると楽園に思えた。 | |||||||||||||||||
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▲明るい林の中の歩き〜湯ノ沢峠〜草原歩き▼ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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緑の足元には白いいちごの花が咲き乱れ、沢が近いからか、ところどころクリンソウの花も咲いている(写真下)。スミレも見つけた。そしてクワガタソウも!(写真下)3年前笠取山に上ったときに探したが見つからなかった花だ。そのクワガタソウが今日はいたるところに見つかる。 明るい林の中はゆるやかな草原となっていて、涼しげな沢がくねくねと流れ、ところどころ苔むした大きな石がごろごろと並んでいて大きな自然の庭園のようだ(写真右上)。 緩やかな道が少し急になり標高を上げていき、沢がかなり下に見えるようになってきた。このぐらいの上りで疲れるのはやはり普段の体調とは少し違うと思っていると、そのうち森から抜けた。 さらに標高を上げていくとカヤトの向こうに湯ノ沢峠(写真右真ん中)(9:55)。このまままっすく3分ほど歩いたところに湯ノ沢峠の駐車場とトイレがある。ここの駐車場からだと簡単に大蔵高丸に着くし、その先の山々にも行ける。 防獣ゲートを抜けて少し歩くと視界が開け、広大な草原に出た(写真右下)。ここから気持いい草原歩きだ!右手には南アルプスが見える(写真下パノラマ)。足元には、白いイチゴの花の群落が見られ、スミレやフデリンドウがポツンポツンと咲いている。 この日は平地で30度を超えると予想されていたので、5月といえども直射日光は木影や風がないとかなり厳しくなると思い、2016年(8月)の小遠見山の悪夢が再度起こらないように携帯扇風機や塩飴などを用意していたが、向かい側の山までの草原の距離はそれほど長くないし、時折涼しい風が吹くので今回は心配はなさそうだ。 途中で「湯ノ沢峠のお花畑」の標識があった。おそらく鹿の害が始まる前にはこの草原はお花だらけだったのかもしれない。この広い草原にも防獣ネットやゲートを設けてくれているおかげで、こうやって少しでもお花が見られるようになったのはありがたいことだ。このまま少しずつ良くなっていけばいいのだが。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ▲草原歩き〜大蔵高丸山頂〜元来た道〜駐車場▼ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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草原歩きが終わると(10:15)、林に入っていく。太陽に輝く新緑の中、急登ではなく、ぐるりと回り込むようにつくられたゆるやかな道を気持よく上っていく。しばらくすると視界が開け、突然富士山が現れた(写真左上)。そしてすぐそこに大蔵高丸の山頂が見えている(写真真ん中)。 山頂に着いて(10:50)まず感動するのは正面に見える大きな美しい富士山の姿(写真一番上)。大月市の「秀麗富嶽十二景」の三番山頂だ。 最近上った、牛奥ノ鴈ガ腹摺山や奈良倉山なども「秀麗富嶽十二景」だったが、それぞれの美しい姿が思い出される。秀麗富嶽十二景の特徴どおり、前山を従えて十二単を着たように見える光景(写真下)も素晴らしい。 全く木がなく視界が開けているのは展望にはいいのだが、お昼休憩には木陰がほしいぐらい暑い。しょうがなく直射日光の下で休憩したが、時折さわやかな風が気温を調整してくれたおかげでなんとかなった。とはいっても長くいるとやはり暑くなってくるので下山(11:15)。 実はここだけの話、最初のところで道を間違えなければ、ハマイバ丸まで行く予定だったのだが、今回は体調のことも考えてパスした。 元来た道を戻る。草原以外はほぼ明るい林の中なのでお日様が真上に上がっても暑さの問題はなく下っていく。急傾斜のところはほとんどないのだが、同じ角度の緩やかな下りがひたすら続くとじわじわと足に負荷がかかってくる。体力と筋肉のなさを痛感。 最後の木の橋は壊れかけで(写真下)少し怖かったが、それを渡ると沢沿い歩きは終わり、歩き始めの防獣ネットに覆われている場所に出た(写真左下)(12:55)。なるほど、本当はこの分岐(写真左下)にリボンがあって、ここから沢に下りていくはずだったのだが、今はなくなってしまっているため、防獣ネットについているリボンに従って別の方向に歩いていってしまったのが道を間違えた原因だとわかった。 このあと、舗装道路に出ても続く緩やかな下りに耐えながら、だらだらと歩いて駐車場まで戻っていった(13:20)。
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