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歩いたコース | ▲春日山神社〜三の丸〜二の丸▼ | ||||||||||||||||||||||||||||
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日本100名城のお城見学として訪れた春日山城址だったが、春の緑色があまりにも美しく、また、たくさんの春の野草が見られたため、お城見学とは別にこのハイキングのページを設けることにした。 まずは春日山神社の近くの駐車場に車を駐車して、階段を上ったところが、上杉謙信公をお祀りした春日山神社(11:15)(写真左上)。春にも赤いモミジの木はたまに見るが、これほど赤が鮮やかな春もみじはあまり見たことがない(写真下)。神社にお参りをして、謙信公銅像前の向こう側にぐるりと廻ると進行方向に美しい緑の世界が広がっていた(写真下パノラマ)(11:30)。 道端には、ハコベ、オオイヌノフグリ、タンポポ、ヒメオドリコソウなどが春の明るくてやわらかい緑の中にそれぞれ群落をつくり、楽しそうに日光浴しているように見える(写真下)。 さらに進むとスミレたちの登場。通常のタチツボスミレよりも葉っぱが大きく光沢があり丸みを帯びていて距が白いのでオオタチツボスミレだろうか。そばには、小さなニョイスミレが顔を出している。 三の丸入口から細い路を上っていく(11:40)。しばらくすると、距の長〜いスミレを発見。主に日本海側に分布するナガハシスミレだ(写真左真ん中)。2015年に坂戸山・六万騎山に行ったときに初めて出会ったすみれ。花はタチツボなどよりずっと小さく、距が非常に長い。花を近くでよく見ると、薄紫のくっつきあった花弁が後ろに反っていて、しかも花柄がとても美しい。 三の丸に到着(写真左下)(11:50)。上杉三郎(景虎)宅跡がある。広い曲輪。二の丸への途中に、かつて上杉謙信が越後上布の原料として栽培をすすめ、その財力を支えた多年生植物「カラムシ」(茎からとれる繊維が青苧(あおそ))の説明板がある(写真下)。さらに上って二の丸に到着(写真左下マウスオーバー)(12:00)。 さらに本丸までやってくると(12:10)、天守台の上り口に「地震被害確認中」の標識があり、立ち入り禁止になっていた(写真下)。今年1月1日に起こった能登半島地震の影響のようだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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| ▲直江屋敷〜千貫門〜春日神社▼ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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直江屋敷から虎口のところまで下ってきた(13:30)。イチョウの木がある二の丸の手前に階段状の曲輪が2つ見える(写真左上)。曲輪は200以上あるそうだが、今でもこのように名前のない曲輪があちこちにはっきりと見られるのは素晴らしいことだ。 千貫門あたりまで下りてくると(13:40)、足元にマムシグサが多く見つかる。まだ葉っぱも花も出ていないものから、出たばかりでくしゃくしゃのもの(写真下)などいろいろ。そして既に完全に展開しているものは、どれも花を覆うように上に葉っぱが一つだけ被さっていて、まるで傘を差しているかのよう。葉が一つなのでヒロハテンナンショウか(写真左下)。 ヤマネコノメソウも発見(写真下)。その後、eテレの『趣味どきっ!道草さんぽ・春』でヤマネコノメソウの説明をしていたのが興味深かった。茶碗に米粒が入ったようなこの茶色の粒粒は種で、水滴が落ちてくるとそれが跳ねるときに種の一粒一粒が一緒に運ばれるのだという(雨滴散布)。 これはマクロの世界で普段簡単には見られないが、周囲には自分が知らないだけで面白いものがまだまだいっぱいありそうだ。 最後の階段を下りる途中、土塁の斜面にキバナショウジョウバカマの群落を発見(写真下)。通常1時間ぐらいのコースだったが、道草だらけで3時間弱もかけてやっと春日神社に戻ってきた(13:55)。 春日山は、お城としてだけでなく、自然観察としても非常に魅力的な山だった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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