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![]() | ![]() 棒ノ嶺の山頂(新宿副都心) | ||||||||||||||
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▲温泉下→(滝ノ平尾根)→岩茸石▼ | ||
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晴れてはいるが霞のかかった空に、西の方から雲がどんどん押し寄せてきている。この調子だと今日は展望は期待できそうにない…。 温泉「さわらびの湯」下から出発(10:00)。橋を渡って針葉樹林帯の中に入っていく。緩やかな上りが続く。尾根に出ると、進行方向の左側は針葉樹、右側は今では裸になった落葉樹とはっきり分かれているのがおもしろい。 30分ぐらい歩いただろうか、右手の谷から「ゴー、ゴー」と風の音が聞こえ始める。それと同時に顔に冷たいものが...。いやな予感。風の音はどんどん大きくなっていく。木々がアンプの役目をしているのか山の中の風の音はとても恐ろしく聞こえる。顔にあたった冷たいものの正体は雪だった。足元に生えている笹の木々が大きく横に揺れ、天に突き刺すように伸びた杉の木でさえ少ししなっている。雪は横なぐり状態(写真左上)。下界の天気からは全く予想のつかない悪天候。 引き返そうか...。頭の端っこにチキンマークが...。体はすでに逆方向を向いている。でも左方向からは時折日が差しているし、この嵐はそう長く続かないかも。とりあえず体を進行方向に向けなおして歩き続けることに。 林を抜けて3度目の林道を渡ったころには雪も強風も止み、先ほどの雪嵐がうそのように澄み切った青空が見えていた。強風が雲を一掃してくれたようだ。引き返さなくて良かった。っていうか今の嵐は一体何だったんだろう。やがて、岩茸石(写真左下)に到着(11:40)。 |
▲岩茸石→ゴンジリ峠→棒ノ嶺▼ | |||||
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足元に霜柱と大きめのドングリ(写真下左)が目立つ丸太の階段を登っていくとゴンジリ峠に到着(12:00)。ここからは名栗湖を見下ろすことができる(写真右上)。 さらに棒ノ嶺を目指して歩く。途中から急な丸太階段を登りつめると山頂(写真一番上と下中央)に到着(12:20)。山頂からは奥武蔵の山々の展望がすばらしく、遠くは赤城山から男体山そして新宿副都心までうっすらと見える(写真下パノラマ)。 先ほどの嵐の延長なのか時折冷たい風が吹き、ベンチに座ってお昼を食べていると、寒さが襲ってくる。お日様の赤外線を浴びながらゆっくり昼寝でも、と思っていたがとんでもない。あるもの全部着込んでも寒い。ホッカイロを貼り付けてもなかなか暖かくならない。寒さに我慢できなくなり、さっさとお昼をすませて下山(12:40)。 | ![]() 名栗湖(有間ダム) | ||||
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山頂からの展望 |
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