青空に映えるロウバイの花(ロウバイと梅)
 
宝登山

長瀞駅→宝登山神社→あずまや→宝登山山頂蝋梅(ロウバイ)園→梅百花園→長瀞駅

年月日2007年2月11日
地域

秩父

497m
天気晴れ
ひとことロウバイとフクジュソウとウメとマンサク!
温泉武甲温泉
 

 

  ▲大鳥居〜ロウバイ園▼
  


大鳥居(宝登山神社)


表参道(ショートカット)

 

少し風はあるが、すっきりした青空で、黄色の蝋梅(ロウバイ)を眺めるには申し分のない天気。2001年に初めて見て感動した、あのぷりぷり感がたまらないキュートなロウバイの花にもう一度会いたくて宝登山へ。連休に、すばらしい天気に、しかもロウバイの見頃が重なると、訪れる人が多いのはもちろん覚悟のうえで。

渋滞40kmの関越道は避け、下の道を通って、それほど込むこともなく長瀞にはお昼ごろに到着。大鳥居(写真左上)から延びる参道には、駐車場の空きを待つ車が並び、ほとんど動かない状態。幸いにも少し離れた駐車場に空きがあったので、そこに駐車して歩き始める。

参道の途中にある名物「おっ切り込みうどん」の『ガーデンハウス有隣』は長蛇の列ができているので、お昼はしばらくおあずけで山頂をめざす。宝登山神社(写真左上マウスオーバー)を通り過ぎ、1時間待ちのロープウェイ乗り場への道も通り過ぎる。このあたりから、道がジグザグ状態になる。広い道も、山から下りてくる人たちと、これから上っていく人たちでごった返している(写真左下)。

しばらく歩くと長瀞アルプスの絶景ポイント(写真下パノラマ)に着く。裸の広葉樹に覆われた薄茶色の山々はふわふわ感があり、初夏の新緑や秋の紅葉の時期とはまた異なる趣だ。 ゆるやかなジグザグ道に飽きたら、それを横切って急登する林の中のショートカットを登り(写真左下マウスオーバー)、あっという間に蝋梅園入り口に到着。

   

宝登山表参道からの長瀞アルプス展望

 

▲ロウバイ園▼  
  

暖冬の影響でロウバイはもう終わりかけているかもしれないと心配していたが、今まさに見頃のようで、ひとまず安心。とりあえず、ロープウェイ山頂駅の売店で食料を買って腹ごしらえ。すでにロープウェイで降りる人たちの列が長く延びている。山頂の方を見上げると斜面の右側はロウバイ園の黄色、そして左側は咲き始めたばかりの梅百花園の梅のかすかなピンク色がコントラストをなしている(一番上の写真マウスオーバー)。

この山にあるロウバイは、素心(早咲きで香りが良く、花芯部も黄色)、和蝋梅(基本原種で花芯部は紅紫色でやや小型)、そして満月(素心蝋梅から選抜された品種で、花はより濃い色の大輪)の三種類。(カタログより)(写真下参照)

やさしい香りのするロウバイのトンネルに入ると、ぱっと明るくなった気がする。ほとんどが満月のロウバイで、その丸くてぷりぷりした黄色の花が太陽の光を反射しているのだが、まるでその一つ一つが自ら光を放っているようだ。クリスマスの夜のイルミネーションもいいが、青空に生える自然のイルミネーションもすばらしい。

ロウバイは花が開ききった状態もきれいだが、つぼみから開きかけの状態はまん丸でキュート(写真下)。おいしそうなボンボンにも見える。こんなにたくさんのボンボンがこんなにたくさんの木になっていたら。。。ボンボンをいっぱい食べたら(空想)、気持ちよくなってきて陽だまりの斜面でお昼寝。至福のひととき。。。

 
ロウバイ園

陽だまりの梅百花園
 
 宝登山のロウバイ 
素心和蝋梅満月
   
美しいロウバイ
   

 

 

▲宝登山山頂〜下山▼
  


武甲山(宝登山山頂)


2001年の宝登山からの展望(ロウバイ)

 

斜面からは、秩父のシンボル武甲山に、秩父の町並みのすばらしい展望(写真左上)。
ロウバイは、山頂一帯、約2,000uの広大な園地に500株、2,000本あるという。ずっと奥まで続いているロウバイのトンネルは時おり人でいっぱいになる。そこを通り抜けて少し上ったところが宝登山の山頂(写真左上マウスオーバー)。ここからは、鋸状の山容をした両神山も見える。

今日はロウバイが主役だが、脇役の存在も忘れてはいけない。足元には、これまた黄色のかわいいフクジュソウがところどころに顔を出しているし、マンサクの花も咲いている。梅百花園はもうすぐ470本の梅で紅白に染まる。山頂付近には十月ごろから咲き続けてちょっと疲れ気味のジュウガツサクラの花も見つけた(写真下)。主役と脇役によるすばらしい演出を十分満喫して下山開始。

2001年の2月に訪れたときは山も町並みも雪で真っ白だった(写真左下)。何度も滑りそうになりながら山頂まで歩いたのを覚えている。同じロウバイの見頃の時期なのに、お天気がこんなに違うのは、今回たまたま雪が降っていなかったからだけではないような気がする。。。

帰りに、大鳥居の近くの店の前に長い列を発見。ここは(後で知ったのだが)自然の氷でできた有名なかき氷屋さん。客は多いが、温暖化のせいで氷をつくるのが大変になったそうだ。

我々は冷たい氷よりも暖かい「おっきりこみうどん」。『ガーデンハウス有隣』はすでに閉まっていたので、駅の近くのお店で食べた。味は??そのあと武甲温泉で体の芯から暖まって帰路についた。

   
    
フクジュソウマンサクジュウガツザクラウメ