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![]() | ![]() 杓子山山頂からの富士山(キスミレ) | ||||||||||||
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▲杓子山山頂へ▼ | ||||||||||||||||||||
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この後、まぶしい緑とかわいいスミレに癒されながら尾根のアップダウンを何度も繰り返す。左手には木々の間に三ツ峠の山が見える。高圧線の鉄塔(写真下)を通り過ぎ(8:40)、さらにエイザンスミレ、アケボノスミレ、リンドウ、クサボケなどに挨拶をしながら歩くこと20分あまり、ようやく大ザス峠(9:05)(写真右上)。ここには、下吉田からの林道が合流している。下吉田の駅から歩いていたらここまで3時間あまりずっと林道を歩いていたことになる。 ここから杓子山への登山道に入る。少し上るとハングライダーの発着所があった。帰りにここを通ったときには、ハングライダーが何機も置いてあり、ちょうど忍野村の上空に飛び立つところを見ることができた(写真下)。近くにはカラフルなトロッコのようなものがあり、それでこの大きなハングライダーを運んできたようだ。大きな富士山を目の前にして空を飛ぶのは格別にちがいない(写真右下)。 この大ザス峠からは上りが続く。これまで見なかったマルバスミレも発見。サクラもあちこちに咲いている(写真下)。次第につづら折の道になり、最後の急坂を上りつめると、杓子山山頂に到着(9:50)(写真一番上)。地図によればここまで2時間のところを、自然をじっくり味わいながら歩いている我々は3時間近くもかけてしまったことになる。 山頂は開けていて、若者たちが数人ベンチで食事をしていた。山頂からの眺めは抜群!まず富士山は登山開始時と比べてもくっきり度は全く衰えていない。その巨大でしかも美しくて品のある存在は圧倒的。富士山に向かって右方向に目を移すと、南アルプスの山々もくっきり見える。この絶景を堪能しながらお昼を食べたら、杓子山より標高の高い鹿留山(ししどめやま)へ(10:15)。 | ![]() 大ザス峠(ここから山頂へ) ![]() 富士山を背にハングライダー(南アルプス) | |||||||||||||||||||
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| ▲鹿留山へ、そして杓子山から下山▼ | ||||||||||||||||
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鹿留山へは少し下ってから小さなアップダウンを繰り返す。木々はまだ緑色の衣を全く着けていないので下を見ながら歩いていると、濃い赤紫色が混ざった美しいエイザンスミレを発見(写真下)。こんなにきれいな赤紫色が出ているエイザンは初めてかもしれない。でも興奮するのはまだ早かった。 黄色い花が咲いている。よ〜く見るとス・ミ・レではないか!ということはキスミレ(写真左上)!なんでここにキスミレが?これまで歩いた山の中でキスミレを見たのは燕岳に行ったときだけ。それもたった一輪だった。ところがこの尾根では、ここにも、そこにも、あそこにも、次から次へとキスミレが現れる。ここでキスミレが見えるなんてガイドブックにも書かれていなかった。。。もしや新発見!? 内野峠への道との分岐地点、子ノ神までやってくると、さすがにキスミレも見られなくなった。そのまま尾根を進むと鹿留山山頂に到着(11:00)(写真左中央マウスオーバー)。樹林に囲まれているので展望はないが、ブナの大木が目立つ(写真下)。これで本日の目標達成! ここからはもと来た道を戻るだけ。やっぱりあのキスミレは杓子山から鹿留山の間の特定の区間だけに咲いていたようだ。杓子山まで戻ってきたら(11:50)、まだまだくっきりの富士山を再度眺めてから下山。途中ゴールデンリトリーバーの犬とそのファミリーに出会った。みんな杓子山への最後の急な坂を必死になって登っていた。ゴールデンリトリーバーがこんな急な山に登っているのは初めて見た。 大ザス峠では、前述したようにハングライダーが飛び立つ準備をしていたので少し待って、飛び立つところを見物させてもらった。高座山まで下りてくると、赤土むき出しの急降下をもう1つの道で下りることにした。こっちの道のほうが楽かと思ったら、乾いた赤土は立ったまま下りられないぐらいずるずると滑りやすく、結局しゃがんで滑り台のように滑って下りた。怖かった。。。 その後少しでも楽な道をと探して木の生えていないこの広大なカヤトをうろうろしたが、結局高座山からすぐの坂がいちばん急だったようで、その後はそれほど大変ではなかった。駐車場に戻ったときには14:00を過ぎていた。 | |||||||||||||||||
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