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![]() | ![]() 坪庭から見た縞枯山 | ||||||||||||
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歩いたコース | ▲横岳坪庭駅〜縞枯山▼ | ||||||||||||||||
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前回ピラタス横岳ロープウェイを利用したのは、5年前の2007年に北横岳に行ったときのこと。なんともう5年も前のことである。あの印象的な木造のロープウェイ駅の建物が真っ赤なお花とエーデルワイズの絵の幕で飾られ、前より派手に見える(写真左上)。 ロープウェイに乗って山頂駅を降りて坪庭に出ると、前回と同様、木で作られた大きな赤ゲラさんに迎えられる(写真下)。前回は山頂駅から歩いてすぐの横岳に行った。今回は坪庭から逆方向に歩き縞枯現象で有名な縞枯山と茶臼山に登る。 ニホンジカの食害から高山植物を守るために作られた柵の向こうに出て歩きを開始(8:30)。少し上ったところからの展望がすばらしい。探勝路となっている溶岩台地を抜けたら雨池峠への木道を歩く(8:50)。 少しすると広々とした笹の草原の中を歩くようになる。前方に青い三角屋根の縞枯山荘が見えてくる(9:00)(写真左真ん中)。お日様を反射して銀色に輝く草原(写真真ん中マウスオーバー)の中のハイキングは少しまぶしいがとても気持ちいい。 八丁平の銀色の海の中の歩きは雨池峠に到着する(9:05)と終わりになる(写真左下マウスオーバー)。ここを縞枯山、茶臼山方向の指標に従い右に曲がる。次第にシラビソの樹林帯の中を歩くようになり、急登になる。樹林帯の中であっても、頭上はシラビソの白い幹にお日様が当たっていて明るい(写真下)。 疲れないようにゆっくりゆっくり登っていくとあっという間に山頂に到着(9:35)。山頂に着く人ごとに「あれ?もう山頂」のようなことを言っている。 山頂には展望はないが、縞枯山という名前にふさわしく、周囲には立ち枯れの木が目立つ。まるで青空にたくさんの白い木が突き刺さっているようだ(写真左下)。 | |||||||||||||||||
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| ▲茶臼山〜五辻〜坪庭▼ | ||||||||||||||||||||||||||||
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茶臼山山頂まで戻り、さらに上ってきた茶臼山山頂への道を今度は下る。上りでは背にしていたのでわからなかったが、下りでは立ち枯れの木々とその向こうの縞枯山の美しいコラボを堪能しながら歩ける(写真左上、クリックして拡大)。 そのうち、木々の間から先ほど上ったあの大きな岩だらけの縞枯山展望台が見えるようになった(写真下)。さっきはあんなところにいたんだと思いながら下っていくと、最低鞍部まで戻ってきた(11:25)。 ここからは左の五辻へと向かう。この道は、白い立ち枯れの木々が青空に突き刺さっている光景に、黄色や茶色に紅葉したシダが足元一面に広がり、青、白、黄・茶色のコントラストがとても綺麗だ(写真左真ん中、クリックして拡大)。 再び樹林の中に入り、笹の多い道を緩やかに下っていく。偶然、笹の花が咲いているのを見つけた(写真下)。ということはそろそろ枯れるのだろうか。 ところどころでヤツガタケアザミの花を見かけるが、花がちょん切られているものも多い。シカの食害にちがいない。そういえば、今回花という花はほとんど見ていない。食害のせいだと思われるが、その影響を受けていないのは、たまに見かけた黄色いアキノキリンソウと、その先にあったトリカブトの花(写真下)ぐらい。 樹林帯から完全に抜け出たところが五辻(12:10)(写真左下マウスオーバー)。かつては五差路であったのが名前の由来だそうだ。ここからは美しい笹原の中を、進行方向に見える縞枯山に向かってほとんど平坦な道を歩く(写真左下)。すでに赤く紅葉した木々も見られる。 途中からシラビソ林の中に入り木道を歩き、そこを抜けると左側が開けた。森林浴展望台からは茅野市の町が見下ろせ、霧ヶ峰高原の車山の気象レーダーが見える。しばらく気持ちのいい草原歩きが続いたあと、観光客の多い坪庭に戻ってきた(12:45)。シカの食害から守られているこの坪庭でしばし高山植物を観察してからロープウェイに乗って山麓駅に下りていった。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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