![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() 羅臼湖 | ||||||||||||
![]() | |||||||||||||
|
歩いたコース | ▲羅臼湖入口〜一の沼〜二の沼〜三の沼▼ | ||||||||||||||||
![]() | ![]() | ||||||||||||||||
前日は晴れていたのに、今日は天気予報どおり雨。しかも本降り。知床ネイチャーオフィスの羅臼湖トレッキングツアーを予約しているので、向こうからキャンセルの連絡がない限り、行くしかない。 他にも、この羅臼湖ハイキングでは、ぬかるみが多いために長靴が勧められているが、このツアーでは長靴を貸してくれるし、大勢で歩くほうがクマが出ても怖くないから、など。 ホテルまで迎えにきてもらい、ネイチャーオフィスで長靴を借り、説明を受けた後、知床横断道路を知床峠よりもさらに羅臼方面に行ったところにある羅臼湖登山口までは車で送ってもらう。トレッキングツアー参加者は全員で6人。入口のところにある登山ポストでガイドさんに全員の登山届けをしてもらって出発(9:00)。 いきなり登山道から水が滝のように流れ出てきている。ガイドさんによると、これは最初だけだから心配しないようにとのことだった。笹とハイマツの中を進んでいく。その向こうの背景は真っ白で何も見えない。 まもなく一の沼(写真左上)に着くが道は相変わらず所々で冠水している。ガイドさんによると、夕べはかなりの大雨だったに違いないとのこと。確かに半分水につかっている植物も目にする。 少し上ったところに二の沼(写真左上マウスオーバー)がある。この沼は、この雨でこそ水が少し溜まっているが、そのうち枯れるのではないかと言われているそうだ。向こうの南側斜面には少し前まで雪が残っていたそうで(二の沼雪田)(写真下)、雪が解けた後小さな白い花(チングルマなど)がたくさん咲いているとのこと。ただ木道からは距離があるので何の花かまではわからない。ここでは北側は風が吹くので雪は飛ばされ、南側の方に雪が残るのだそうだ。 少しだけ上ったら、すぐ三の沼(写真左真ん中)(9:40)。この沼からは晴れていれば、水面に羅臼岳が映るそうだが、もちろん今日は何も見えない。湿原にはモウセンゴケやミズバショウの大きく成長した葉っぱが目立つ。そういえば、この辺も日光や尾瀬などと同様にシカの被害が多いらしく、ほとんどの花が食べられているようだ。でもさすがにミズバショウは食べないらしいが、花の根元を食べるクマがいるらしい。 | |||||||||||||||||
|
▲三の沼〜四の沼▼ | |||||||||||||||||
![]() | ![]() | ||||||||||||||||
途中でガイドさんが笹の花を見つけてくれた(写真下)。笹は稲科なので、稲のような花を咲かせる。笹は5年に一回ぐらい花を咲かせるが、花が咲いたら笹は枯れるそうだ。笹の花は今回初めて見た。 相変わらず水がいっぱい溜まった道の真ん中をなるべく歩くようにしているが(道をあえて避けて周囲を踏み出すと植生を破壊することになるので)、長靴のひざぎりぎりまで水が溜まっているところもある。我々が安心して歩けるようにガイドさんが道の水はけをよくしてくれたり、深さをチェックしながら先に歩いてくれているのだが、ガイドさんすら思わぬ深みに入ってこける事態も起こった。ガイドさんによると、ここまで道が冠水しているのは見たことがないとのことだ。 なんとか難関を通り抜けて、右側に沢を見ながら歩くようになる。この辺の道には水はない。その向こうには雪渓がある(写真右上)。8月になっても雪渓が残っているのはめずらしいそうだ。今年は寒い日が続いたからのようだ。沢の近くにはウコンウツギ、足元には、これまためずらしいアオノツガザクラをガイドさんが見つけてくれた。 今歩いている羅臼湖トレッキングの道は、来年からコースが変わるそうだ。広い湿原の中に横たわる木道の横には木道と平行して草が枯れて茶色くなった部分がずっと伸びている(写真下)。これは来年からの新しい道になるのだそうだ。 ということで、現在道の修復はほとんどしていないらしく、木道がかなり痛んでいるところもある。木道が壊れて深い水の中に隠れているような所は、ガイドさんが木を手で動かして橋のようにしてくれたおかげで、なんとか渡ることができた(写真右下)。 | |||||||||||||||||
|
![]() |