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歩いたコース | ▲くじゅう登山口〜雨ヶ池〜坊ガヅル見下ろしスポット▼ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミヤマキリシマの咲いているくじゅうの山をいつか歩きたいと思っていたのだが、今日それが現実になりそうだ。ただ、山歩きの日は一日だけしかない。 とりあえずくじゅうでも人気のある坊ガヅル方面に行くために長者原(ちょうじゃばる)ビジターセンターに駐車して、ガイド犬、「平治号」の銅像がある登山口から出発(写真左一番上)(9:10)。タデ原湿原に出ると、広い湿原の向こうにくじゅうの山々が青空に映える(写真下パノラマ)。遠くからでもくじゅうの山々の所々がピンク色に染まっているのが見える。湿原の木道歩きは気持いいが10分ほどで終わり。 ここからは樹林帯の中の歩き(9:20)。大きな石や岩や木の根っこなどで歩きにくい道を進む。前日が雨だったせいかぬかるみもある。ただ、苔むした大きな石や岩はきれいだ(写真下)。 水のない河原のような場所を渡って(10:10)高度を上げていく。ぬかるんだ場所も増えてきて足場が非常に悪くなってきた(写真左上から2番目)。一旦樹林帯を抜けたところで現在地が示されていて、そこから、長者原ビジターセンターが見下ろせる(写真下)(10:30)。 両脇に何やらピンク色の花が出現。もしかしてこれがミヤマキリシマか。通常のツツジよりもずっと小ぶりのかわいい花。その後ミヤマキリシマが両側に少しずつ増えてきて、やっと樹林帯から完全に抜け出た。その向こうには楽園のような場所が待っていた。ここが雨ヶ池(写真左上から3番目、写真下)(10:40)。 奥に進むにつれてミヤマキリシマの鮮やかな花が増えてきた。「このあたりの窪地は湿地帯で雨が降ると池ができます」と説明書きがある。今は水のない湿地帯の中をよく見るとハルリンドウやクサボケなどが咲いているが、やはりこの時期の花の主人公はミヤマキリシマのようで他の花の影は薄い。 のどかな風景を楽しみながら木道を歩いていると、向かい側から年配の男性が歩いてきた。雨が降った前日は山小屋に止まり、この日の早朝にミヤマキリシマが見頃になっている立中山(たっちゅうさん)に上って下りてきたところで、とても満足されているようだった。後で調べてみると、立中山は知る人ぞ知るミヤマキリシマの群生地のようだ。 楽園はずっとは続かない。また樹林帯の中に突入。ここからの道はぬかるみがひどく、足場が悪い。10分ほど苦戦して一旦樹林帯から出るとベンチがありそこから眼下に坊ガヅルが見えた(11:05)。東側から平治岳(ひいじだけ)、大船山(たいせんざん)、中岳、久住山が見える(写真左下と写真一番下のパノラマ)。 平治岳の山頂付近がピンク色に染まっているのが見える。平治岳山頂のミヤマキリシマを見に山頂まで上った場合、本日中に長者原まで戻ってくるには往復最低8時間かかるので無理がある。坊ガヅルまで行って帰ってくることはできるが、そうするとミヤマキリシマの群生を見ることができない。 思い切ってここで引き返して長者原まで戻り、ビジターセンターで手っ取り早くミヤマキリシマの群生地を見ることができる場所がないか聞いてみることにした。残念だがこの日一日しかないのでしょうがない。ベンチに座ってお昼を食べながらしばらく絶景を堪能したあと引き返した(11:25)。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ▲猟師岳〜分岐〜合頭山〜猟師岳登山口▼ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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山頂からの絶景を堪能したら下山(14:55)。少し下ったところからこれから行く合頭山の向かい側の黒岩山(泉水山?)の斜面がピンク色に染まっているのが見える(写真左上マウスオーバー)。よく見るとカメラのズームで星生山の斜面全体がピンク色になっている(写真左上)! それにしてもこのなだらかな道と景色は本当に気持ちがいい(写真下パノラマ)。往きでは気が付かなかったのだが、低木が数本、動物や怪獣の形に見えるところがある。偶然にしてはできすぎているので、人の手が入っているように思われる(写真下)。でもなぜここに? 分岐点(写真下)で合頭山方向へ曲がる(15:20)。合頭山への道もアセビの木が多く、その照葉樹の葉っぱがお日様を反射して明るく輝いている(写真左真ん中)。実が鈴なりになっている木も多い。 10分ほどで合頭山に到着(写真左下)(15:30)。合頭山の山頂には背の高い木がなく360度展望が開けていて、これまで別々に見ていた山々が、ぐるりと一気に見渡せる。東側にはくじゅう連山の山々。ちょうど向かいの黒岩山のピンク色がより近くに見える(写真下パノラマ)。南側を向けば、先ほど上った猟師岳が見える。さらに向こうに阿蘇の山々。北側には涌蓋山(写真下パノラマ)。 360度の景色を堪能したら、下山開始(15:40)。10分ほどで分岐、途中から樹林帯の中を通って、登山口に戻ってきた(16:05)。約2時間のハイキングだったが、最初から最後まで絶景を楽しめて、ミヤマキリシマの群生も見ることができて、大満足。まさにすべてが楽園だった。 ただ、後でYou Tubeなどを見ていたら、くじゅうの山々はどこも絶景ばかりで、しかも多くの山々がピンク色になっていたようだ。初めてくじゅうに行って、くじゅうの山々が少しだけわかった今だからこそ言えることなのだが、三俣山や立中山などにも行こうと思えば一日で行けたかもしれない。ちょっと残念な気持ちにもなった。 次回またくじゅうを訪れる機会があれば、今度は少なくとも丸2日間をトレッキングに当てて、もう少しメジャーな山にも登りたいと思う。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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