金華山山頂の岐阜城と山麓の三重の塔

 
金華山
(岐阜城)

駐車場→千畳敷→めい想の小径→山頂・岐阜城→七曲りの登山道→駐車場
年月日

2025年10月7日

地域 岐阜市
標高 329m
天気

曇り

ひとこと チャートの岩盤が露出するごつごつ岩山
 

 

前日の長良川から見た金華山と岐阜城 前日の織田信長像と岐阜城
前日のピンク色の空とお城とお月様と 前日の月(満月一日前)と岐阜城
   
歩いたコース  ▲千畳敷〜「めい想の小径」の中間地点▼
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信長居館跡


めい想の小径


注意が必要な道

 

もうすぐ岐阜城が改修に入るためにその前に見ておこうと思ってやってきた。金華山(きんかざん)の山頂に立つ岐阜城にはロープウェイでも行くこともできるが、せっかく10の登山道が用意されているので、めい想の小道(水手道)で上って七曲り登山道で下りることにした。

前日の晴れの日を満月(1日前)と岐阜城を見るために使ったので、当日の登山の日は曇り。近くの無料駐車場に駐車し、ロープウェイ乗り場(写真下)の方に行き、まずは山麓の三重の塔、巨大岩盤や信長居館跡(写真左上)を歩く。

三重塔の隣の巨大岩盤(高さ約35m)をよく見ると大きくうねっていてかなりの迫力(写真下)。「金華山の大部分はチャートという硬い岩石からできており、岐阜城の石垣や巨石、庭園などにも使われている。 チャートは放散虫というケイ酸質の堅いからを持ったプランクトンの殻が海底に堆積してできた岩石。2億年以上前に赤道付近の南半球でできたものがプレートの移動によって運ばれた。地層が大きく曲がりくねっているのはプレートによって運ばれてきたチャートが大陸にくっつく際に強い力を受けたため」ということだ。

めい想の小径の後半でも大きくうねった岩が露出している場所が多く登場することになる。

三重塔の横の登山道に入っていくと、ロープウェイ乗り場の方からの道と交わり、水手道(めい想の小径)への標識がある(11:20)(写真左真ん中)。標識どおり、そのまままっすぐ進むと、開けた場所(丸山)までやってくる(11:25)(写真下)。チャートのごつごつした岩が地面に露出している(写真下マウスオーバー)。

ここは馬の背登山道と「めい想の小径」の分岐になっている。ちなみに馬の背登山道は上級コースのルートなので「めい想の小径」の方を歩く。

最初は比較的緩やかな歩きやすい道が続く。ところどころ「岩場、気を付けて」のような標識が現れたり根っこだらけの道があったり(写真左下)するが、まだこの段階では歩きやすいほうだ。

     
ロープウェイ乗り場へ ●千畳敷とケーブルカー 千畳敷の巨大岩盤
城まで2000mの標識 丸山(ごつごつ岩) 最初は歩きやすい道

 

▲「めい想の小径」の中間地点〜山頂▼    
  

「岐阜城までの中間地点です」という標識が現れた(11:45)。この辺からくねったごつごつ岩の露出が増えてきて少し急な上りになっていく。

木の根っこや石段なども増えてきて、大きなごつごつ岩がむき出しになっている箇所にやってきた(写真下)。そこを上ると、展望が開けた(12:05)。前日河畔を歩いた長良川と市街地が見下ろせる(写真右上)。残念なことに今にも雨が落ちそうなどんより曇りの天気のため視界は悪く、遠くまで見えない。

反対側を向けばこれから上る山頂の岐阜城が少し見えている(写真下)。

花はあまり見ないが、この近くにハランのような葉っぱが群生している(写真下)。これはヒトツバといって木の下や岩場で群落をつくる、シダの一種。金華山にはシダ類が115種はえている中、これはその代表的なものだそうだ。

松尾芭蕉が岐阜を訪れた時に 「夏来ても ただひとつはの 一葉かな」
−夏になると多くの植物が青々と生い茂るのにヒトツバは夏がきても一枚の葉をつけているだけだ−という句を詠んでいる、とのこと。

この辺からは柱状節理のごつごつ岩の露出が連続しており、しかも急登(写真下)。そん中また展望が開けた(12:10)。先ほどより少し高くなったが、やはり遠くは全く見えない。

その後、ますます道は険しくなり、必死でしがみつくように上っていった(写真右真ん中)。

今度は「ビューポイント」の標識が現れた(12:25)。先ほどより標高は高く少し東側の眺望(写真右下)。やはり遠くはあまり見えない。

裏門の近くに「裏門を構成する巨石列の巨石が転がっている」という標識が現れた。石段を何度か上りつなぐと山頂に到着(写真下)(12:30)。

 


長良川と市街地の眺望

ごつごつ岩の急登が続く

●ビューポイントからの眺望

     
柱状節理の岩 中間地点 木の根っこの上り
ごつごつ岩を上ると視界が開けた 途中で山頂の岐阜城が少し見える ヒトツバ
ごつごつ岩の急登 山頂近くの石段(巨石) 山頂

 

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山頂〜岐阜城〜七曲り登山道▼

  


岐阜城天守閣


天守最上階からの眼下の長良川


緩やかな七曲り登山道の下り(さらに下る)

 

前日からずっと見上げていた天守にやっとご対面。岐阜城の天守は昭和31年に再築された模擬天守(写真左上)で、中は資料館として使われている。天守の最上階は展望階となっていて、金華山山頂からの眺望を楽しむことができる。

眼下には長良川(前日6日に、長良橋近くの河川畔で満月と岐阜城を見ていた)と岐阜市街(写真左真ん中)、東側は恵那山、御嶽山の方向、西は関ケ原や伊吹山の方向だが、この天気では遠くは何も見えなくて残念。南側は、撮った写真を見ると、遠く名古屋の高層ビルがにょきにょきしているのがわかる(写真下パノラマ)。

その後、山上部の曲輪群をまわって少し休憩。売店で買った「ほうじつぶほうじ最中アイス」(写真下)(確か500円ぐらい)は香ばしいほうじ茶のアイスで、とてもおいしかった。ちなみに当日は曇りでそれほど暑くはなかったが、めい想の小径を歩いてきた後だったのでアイスがちょうどよかった。

天守とは反対側のリス村のところまでやってきた。右にはロープウェイ乗り場。百曲り登山道(中級)もあるが、下りは初級コースの七曲り登山道で下ることに(14:00)。さすがに家族向きの道だけあって、広くて歩きやすい。非常に緩やかだが、下りがずっと続く(写真左下)。

七曲り登山道では途中から工事用に設置されているモノレールと一緒に歩くことになる(写真下)。「金華山山頂施設解体工事に伴い工事期間中資材及び解体発生材を運搬するための工事用モノレールを七曲り登山道の一部を利用して設置することとなった」という看板がある。 この工事により山頂部は令和9年9月まで通行規制が続くようだ(写真下)。

モノレールから離れて(14:25)さらに緩やかに下ること20分ぐらいで七曲り登山道入口のところまで戻ってきた(14:45)。皮肉なことに山から下りたら晴れてきた。

岐阜の金華山は東京の高尾山のようなものかもしれないが、高尾山のどのコースも金華山の中級の「めい想の小径」のコースより歩きやすいのではないかと思った。

     
濃尾平野名古屋方面
最上階 ●中央アルプス方面の眺望 チャートの岩盤が露出している
「ほうじつぶほうじ最中アイス」 七曲り登山道の横に工事用モノレール 工事による通行規制