金時山はあの金太郎が生まれ育った山。
富士山を眺めるには絶好のS席がずらりと並んだこの辺一体の山々。天気は晴れ。かぶりつきを期待していたのだが、残念なことに最初の目的地、金時山からはガスのせいで何も見えない。霧は晴れそうにないので、ここからの富士山はあきらめて乙女峠の富士山に期待をかける。
およそ１時間後に着いた乙女峠では富士山がくっきり見えた(上の写真)。富士山を眺めながら、持ってきた炊き込み飯のおにぎりをほおばる。そこでの富士山をしっかり堪能したら、今度は丸岳へ。

丸岳からは富士山は見えないが、この方向に来る人の数はぐっと減るので、広々とした空き地でぽかぽかお日様をのんびり浴びることができる。
次の目的地、長尾峠のちょっと手前の小さな展望台から見える富士山は最高だった（写真右）。

下山の途中、民家の駐車場に黒猫がいた。座ったまま置物のように動かずこちらをずっと見ていた。

帰りに寄った「御殿場温泉館」では、お湯につかったまま、大きな窓から富士山を見渡すことができる。銭湯によくある壁に描かれた富士山ではなく本物の富士山。いつまでも美しい富士山を眺めていたかった。