頂上にはまだ雪が...
 
苗場山和田小屋→六合目→下の芝→中の芝→上の芝→神楽ヶ峰→苗場山→往きの逆
年月日 2002年6月9日〜10日
地域上信越(新潟県)
2145m
天気晴れ
ひとこと一面雪の苗場山頂とワールドカップ観戦
温泉貝掛温泉
 

 

  ▲登山道にかなりの雪▼
  


苗場山の急斜面を前にして

 

頂上の湿原一面に咲くワタスゲを楽しみにして苗場山に。和田小屋をお昼前に出発。本格的なトレッキングは半年振りなので、怠けていた体がついてきてくれるかちょっと不安。それに、来る途中に見えた2000m級の山々に残っている雪も非常に気になる。
最初は上りもそんなにきつくなく、順調なペースでどんどん進んでいった。登山道を雪解水が流れ小川状態のところもある。次第に山肌に残っている雪が目立ってきた。とうとう登山道にも雪が!雪が怖いので早速アイゼンを装着して雪に突き刺すように一歩一歩意識しながらゆっくり歩いていった。かなりの雪に道に迷いそうになることも。
下の芝、中の芝、そして上の芝と上りの一方だ。上り詰めるとなだらかな道になるが目の前には苗場山の最後の急斜面が立ちはだかっている。

 

▲山小屋でワールドカップ観戦▼  
   

最後の急登に挑戦。雲尾坂のお花畑では、強い風に耐えながらゆれているシャクナゲシラネアオイが背中を押してくれる。両手でよじ登り状態のところもあり途中からヒーヒーハーハー。急登約30分後に一面真っ白な雪に覆われた山頂に到着。楽しみにしていた「ワタスゲ」が咲き乱れるには少し早すぎたようだ。下界の猛暑から真冬になっていた。

山頂の山小屋「遊仙閣」に宿泊。本当は9時消灯だったが、ワールドカップの日本対ロシア戦を最後までテレビで見せていただいた(ここだけのはなし)。感謝。
外の気温が1度という寒いなか、毛布に包まれて夢中になって応援した。日本が勝った! 翌朝、もと来た道を戻っていった。

 
山頂の遊仙閣

 

  ▲花たち▼ 
   
  
   
   
 温泉情報: 秘湯の「貝掛温泉」。庄屋造り湯殿。午前中の入浴なのでおばあさんが一人だけ。天井が高く、窓も大きいので、浴槽に入ったまま真っ青な空と緑の木々を楽しむことができる。心も体もゆったり気分。