車山肩のニッコウキスゲ
 
霧ヶ峰@車山肩→車山山頂→夫婦岩→車山湿原→車山肩
A踊場湿原一周
年月日2005年7月31日〜8月1日
地域長野県
1925m
天気曇り
ひとこと夏の花と秋の花のコラボ!
関連ページ一度目の『霧ヶ峰』、『明野ひまわり畑』のページもご覧ください。
 

 

  ▲車山肩到着▼
  

ニッコウキスゲ(拡大)


マツムシソウ(拡大)

 

いつ雨が落ちてきてもおかしくない曇り空。
見ごろを過ぎたニッコウキスゲ。
今年はニッコウキスゲの当たり年だそうで、つぼみが多かったため7月末まで楽しめると聞いてはいるが...。果たしてどういう結果になるかは、やはり日ごろの行いで決まるのだろうか...。
今回は、夏ばて気味の体をリフレッシュする目的で、お花を見に(写真を撮りに)霧ヶ峰に出発。

中央高速道路の両脇には、キョウチクトウやムクゲ、ハナゾノツクバネウツギなど、公害にも強い夏の花が咲き乱れている。
富士山も見えない曇り空から雨しずくだけは落ちてこないようにと祈りつつ、東京から約2時間のドライブで目的の車山肩に到着。
さすがに霧ヶ峰インターあたりにはニッコウキスゲは残っていなかったが、車山肩まで上って来ると、なだらかな高原の斜面一面が黄色。まだまだいける。ラッキー!見頃的には1週間前に行った栃木県の霧降高原のニッコウキスゲとそんなに変わらないかも。

ニッコウキスゲだけではなかった。明日から8月ということで、すでに秋の花(マムシソウ(写真左下)など)も咲き始めている。ちょうどお花の季節の変わり目だからいろんな花が楽しめそう。
空のほうは、そのうち雨が落ちてきそうな曇りだが、お日様が出ていないのでかなり涼しい。5年前に来たときはお天気が良かったので、非常に暑かったことを思い出す。
ここから、車山山頂に向かって、お花の撮リまくりはじまりはじまり。

   

車山肩から車山方面のパノラマ

 

▲山頂〜車山湿原〜車山肩▼  
  

数は少なくてもニッコウキスゲに負けない存在感があるのがマツムシソウ(写真上)。上品な薄紫色のフリルの花びらで飾られたマツムシソウは、夏の太陽みたいなニッコウキスゲとは対照的にとっても涼しげ。高原に、しっかりと秋の風を運んできている。そのほかノアザミやギボウシ、ハクサンフウロ、オニユリなどさまざまなお花が咲きみだれている(お花畑のボタンをクリック)。

ニッコウキスゲがほとんどなくなった道をしばらく歩くとレーダーのある頂上に到着。この天気では、頂上からなだらかな高原がほんの少し見下ろせる程度。富士山をはじめ、南アルプスや八ヶ岳の山々は問題外。

登ってきた道とは反対側の急な階段状の道を降りたら蝶々深山方向に向かうが、雲が重く垂れ込めた空の様子がどんどんあやしくなっていくので、車山湿原の方面に曲がる。車山湿原のところどころをアカバナシモツケの群落が赤く染めている。その向こうには、時間があれば行きたかったなだらかな蝶々深山が横たわっている(下のパノラマ写真)。

車山肩に戻ってきた。とっても短いコースだったが、お花が充実していたのでとっても満足。

 
オニユリ(車山山頂)

蝶々深山とシモツケ
   

蝶々深山と車山湿原のアカバナシモツケ群落

 

 

▲踊場湿原▼
  

窓からの眺め(踊場湿原)

ユウスゲと湿原
 この日は、霧ヶ峰の中でも南西に位置する池のくるみの『ロベンドヒュッテ』にお泊り。ヒュッテに着いてから雨が落ち始めた。窓から雨にぬれた踊場湿原が見える。
我々以外には、毎年この時期に霧ヶ峰にやって来てこの宿に泊まる女性2人組と、最近ネパールづいているという女性3人組がこの日の宿泊客。
夕食はニジマスのグリルとミートローフ。どちらもさっぱりしていてとっても美味だった。食後にチョウセンゴミシの実で作ったフィズをいただいたが、これも癖になりそうな味だった。素朴で暖かい家庭的なヒュッテだった。

翌朝、朝食後に踊場湿原を一周する。
ニッコウキスゲよりも薄い色(レモン色)をしたユウスゲやウツボグサなど、車山周辺で見かけなかった花もあり、なかなか興味深い。でもそこは虫たちの楽園でもあるようで、黒い蝶の団体さんに囲まれると悲鳴をあげて逃げる始末(蝶が苦手なんです)。後半の道にはお花が少ないので、前半にかけた時間を取り戻すかのように速く歩いて戻ってきた。約1時間の有意義なお散歩だった。

このあと、山梨県明野村の『今、会いに行きます』のロケ地で有名になったヒマワリ畑を見に行くために、霧ヶ峰を後にした。

というわけで、青空こそ見えなかったが、涼しい高原で夏の花と秋の花を十分楽しめたということは、やはり最近残業や休日出勤が続き、夏ばてのなか仕事を頑張ってきたことに対するご褒美だったのでは、と勝手に判断した。

   
   
ロベンドヒュッテ魚料理肉料理
 
山梨県明野村のひまわり畑とフラワーセンターのお花はこちらからどうぞ。