鉢伏山への草原(鉢伏山山頂)
 
鉢伏山・鉢伏山荘→鉢伏山
・高ボッチ第2駐車場→高ボッチ山
年月日2008年7月26日
地域長野県
1929m (鉢伏山)
天気晴れ
ひとことパストラルな風景とたくさんの花や虫たち
温泉片倉館
 

 

  ▲鉢伏山荘〜鉢伏山▼
  


鉢伏山荘駐車場と鉢伏山(コウリンカの群落)


山頂にもトンボや蝶がいっぱい (草原)




 

鉢伏山は360度の大パノラマが楽しめるということで、晴れの予報を確認して出発した。東京方面は雲が多かったが、長野県に入ると青空が出てきた。八ヶ岳は見えるが、南アルプスは半分雲に隠れている。果たして鉢伏山からの展望は。。。

今回はその展望とお花を楽しむお散歩のようなハイキング。まずは鉢伏山荘駐車場(写真左上)に車を停めて、すぐそこに見えるなだらかな鉢伏山を山頂までゆっくりゆっくりお花を見ながら歩く。さくさく歩けば15分ぐらいで山頂に着くところだ。

広くてなだらかなアップダウンの続く高原のど真ん中はパストラル感いっぱいで、とても気持ちがいい。標高が高い分、時折吹く風も涼しい。でも木がほとんどない草原の陽射しは下界と同様かなり強い。

咲き乱れているはずのお花たちが、ちょうど1年前に歩いた美ケ原ほどは多くないような気がする。ハクサンフウロとアザミとコウリンカの花は目立つがやはり種類も数も少ない。でも、蝶やトンボなど虫たちが非常に多い。しかも近づいても恐れないのでかなりの接写が可能で、美しいデザインの虫たちを撮影することができた(写真下)。

しばらく歩くと、向こう側に去年歩いた美ケ原が見えるではないか。何本もの電波塔と、王ヶ鼻と呼ばれる急な崖の形状で簡単にそれとわかる(写真下)。待てよ、ここからくっきり見えるということは、今日は美ケ原に霧がないということ、そしてあの王ヶ鼻の崖からの展望を楽しめるということ。。。去年は霧で全く何も見えなかったのに。。。

あっという間に山頂(写真一番上マウスオーバー)に着いた。山頂には人が3人、そしてトンボや蝶がいっぱい。山頂から見下ろせるはずの塩尻方面の町並みは霞んでいる(写真左下)。岡谷と諏訪方面はなんとか諏訪湖が見える。小さな小屋の影でお昼休憩。

 
なだらかな草原を歩く:向こうに昨年歩いた美ケ原が見える、右上方向の急な崖になっているところが王ヶ鼻
   
 
一昨年前の王ヶ頭は電波塔も霧でこの状態 美ケ原:今年は王ヶ頭の電波塔一本一本がクッキリ見える
   
ヒョウモンチョウとコウリンカ(ズーム)アキアカネ♂?(ズーム)イブキトラノオと蝶(ズーム)
ヒョウモンチョウ(ヒョウモンチョウとアザミアキアカネ♀?(ズーム)山頂にはこの種の蝶がいっぱい(ズーム)

 

▲高ボッチ高原と高ボッチ牧場▼  
  

鉢伏山荘までゆっくり下りたら、今度は車で高ボッチ高原の駐車場まで移動して、高ボッチ山山頂まで歩く。その距離わずか400m。

周囲360度草原の中、左手(北方向)には先ほど登った(といえるほどのものではないが)鉢伏山が見える。この草原にはヒヨドリバナが多く、シシウドやユウスゲ、ショウブなど鉢伏山にはなかった花も多い。ここには虫はあまりいない。

やはりあっという間に高ボッチ山山頂に到着(写真右上)。こちらの山頂の方が低いので、岡谷や諏訪の町や諏訪湖がよく見える(写真右上マウスオーバー)が、八ヶ岳や南アルプスは残念ながらここでも見えない。相変わらず鉢伏山のある北方向のみくっきり。

駐車場に戻ってきたら、今度は高ボッチ高原入口(写真右下マウスオーバー)まで戻って、高ボッチ牧場の方へ歩く。

牛さんたちはずっと離れたところに集まってなにやら会議中。よく見ると同じ乳牛でもほとんど黒に近いものや、逆にほとんど黒のマークがないものがいる(写真右下)。パンダはどれも黒と白のパターンが同じなのに。。。

これで今日のお散歩終了。

 
高ボッチ山山頂(諏訪湖を見下ろす)

高ボッチ牧場の牛たち(高ボッチ高原入口)

 

 

▲温泉:片倉館▼
  
 このあと、お気に入りの温泉、諏訪の『片倉館』へ。といっても前に一度行ったことがあるだけ。でもその建築様式と浴場が印象的だったのでよく覚えている。片倉館はステンドグラスや彫刻などで装飾された洋風建築。

この温泉には千人風呂と呼ばれる大浴場があり、深さ1.1mの底には玉砂利が敷き詰められていて、立って歩くと心地よい刺激が感じられる。

100人が一度に入浴できるほどの広い浴場を、素敵な装飾を見ながら、端から端まで何度も往復して足を刺激し、超いい気持ちになって帰途についた。