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歩いたコース | ▲駐車スぺース〜登山口〜電波塔▼ | ||||||||||||||||
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群馬県の水沢観世音と水沢うどんは有名だが、今回はそこから見える水沢山(浅間山)へ。水沢山は榛名山塊の東端に少し離れてそびえ立っている山。 水沢観世音からのルートが一般的なようだが、榛東村の「創造の森キャンプ場」にテントを張ったので、そこから車でくねくねと上った伊香保森林公園横にある、山の西側の登山口を利用することに。 結局、水沢山への最短ルートを歩くことになった(往復約1.7km)。最近はますます「楽して登山」の傾向が強くなってきている。 駐車場(伊香保森林公園横駐車スペース)から少し戻った水沢山登山口からスタート(写真左上)(11:00)。最初は背丈以上の草木で覆われた狭い道を歩く。花が終わって実をつけたコアジサイの木が目立つ(写真下)。白い花が咲き乱れていたころは、さわやかな登山道だったにちがいない。 そのうち、足元にノコンギク、アキノキリンソウ、アザミの花などが現れた(お花畑参照)。9月も下旬、林の中は風が涼しい。まだ緑色の未熟なミズナラの実、ドングリが道に落ちているのを見つけたが(写真下)、熟したドングリが落ちるのももうすぐ。 右手頭上に電波塔が見えてくる(写真下)(11:20)。群馬県防災行政無線の榛名中継局。水沢山へは「左へ」の指標がある。その下に通報ポイントの白い紙が貼ってある(写真下)。それによるとすでに4/5の地点にいるらしい。「通報時にこの番号を伝えてください」とある。この短いルートを細かく 分けて番号を付けていて、どこにいても守られているという安心感を与えてくれるので非常にありがたい。 | |||||||||||||||||
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●はクリックして拡大 | ▲水沢山山頂〜登山口〜駐車スペース▼ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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狭い山頂には恐らく別ルートから上ってきたと思われるハイカーたちが4、,5人いる。山頂に立つと、南から西方向の展望がぱっと開けた(写真一番上)。素晴らしい展望!(展望全体は下のパノラマ写真を参照) 眼下には高崎市や前橋市などの街をはじめ、関東平野がずっと広がっている(写真左上)。方位案内板によると、少し西側の秩父山脈のさらに向こうには富士山もいるはずなのだが、雲がかかっていて見えない。2015年7月に掃部ヶ岳(かもんだけ)に登った時は富士山まで見えたのだが、今回は残念。 ずっと西側に眼を向けると、ユニークな山容の妙義山もうっすらと見える(写真下)。そしてすぐ西側には榛名山塊の相馬山、二ツ岳、その間には榛名富士の頭も見えている(写真左真ん中)。 秋とはいえ、木陰のない炎天下の山頂はまだじりじりと暑い。展望を楽しんだら、下山スタート(12:10)。さくっと下りると30分ぐらいで終わってしまうのでいろいろ観察しながら、時間をかけてちょうど13時に登山口まで下りてきた。 登山口の近くで見つけた、花が終わった後の緑色の何段にもわたって輪生している実が何なのか気になっていたのだが、後で調べるとキバナアキギリの実であることがわかった。写真下は黄色い花が落ちて緑色のがくが残った状態。大きく開いた上唇と下唇の奥に実が4つあり、熟すと動物散布や雨滴散布などで散布されるそうだ。 駐車スペースまで戻ってくると、脇にミズヒキ、タデ、ツリフネソウの群生を発見。ツリフネソウの群生の写真を後からよく見ると、その中に虫こぶをいくつか発見。葉が折れて卵の形の虫こぶが形成されているので「ツリフネソウハオレタマゴフシ」とのこと(写真下)。また、艶のある果実(写真下)は、パンパンにふくれるとパチンと弾けて種を飛ばすらしい。種子の散布方法も花によっていろいろ工夫されていて非常に興味深い。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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