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▲12/5:清滝駅〜琵琶滝〜富士道〜山頂〜一丁平〜一号路▼ | |||||||||||||||||||||||
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紅葉の最盛期は過ぎたので少しは落ち着いたころかなと高尾山へ。今回は6号路からスタート(9:55)。6号路手前の道にはまだツリフネソウが咲いていた(写真下)。今回は琵琶滝から1号路への道を上ることに。 琵琶滝(10:10)からはジグザグ道を30分ほど歩くと霞台の所に出る(10:40)。やはり1号路よりも険しい道を歩いた方が天狗焼きを食べる際の罪悪感もあまり感じない。 ビアマウントの近くのメグスリノキが今紅葉のピークのようで、お日様に照らされて赤が一段と鮮やかだ(写真左一番上)。もみじ祭りは8日までらしいので紅葉はまだまだ見られるようで、そのためか人もまだかなり多い。 近くでテイカカズラのふわふわ綿毛のついた種を発見。ということは、実から種が出始めているということだ。マユミの木はかわいいピンク色の実をいっぱいつけている(写真下)。真っ赤な種子がまだ顔を出していないものが多い。 男坂の階段を上っていると、褐色に紅葉したイヌブナの葉っぱがあちこちに落ちている。よく見ると、2018年11月11日に御岳山から大樽峠への道で見つけたのと同じ虫こぶ(ブナハカイガラフシか)がついている(写真下)。上を見上げると大きなイヌブナの木がある。まさかこの階段で虫こぶがついた葉っぱが見つかるとは思わなかった。 その後、1号路の頭上では、断続的に続く鮮やかなモミジの展覧会を楽しみながら(写真左上から二番目)、薬王院の山門の所までやってきた(11:20)。 前回はまだだったが、果たして、テイカカズラの実が裂けて綿毛の種が出てきているところを今回は見られるだろうか?答えはイエス!とうとう種が出始めたようだ。ようやく実から綿毛が出ているところを初めて目撃することができて感激(写真左上から三番目)!カメラのズームで追ってみたが、実が全く割れていないものも多くまだまだこれからも楽しみ。 その後、富士道を通って3号路、そして5号路に出て山頂に到着(12:30)。来る途中の高速道路からは富士山が見えたのに山頂ではお休みのようだ。残念。このあとも姿を現すことはなかった。 この後、巻道で一丁平へ。後半の巻道の一部の両脇は笹がぼうぼうと生えて占領されてしまっているのは残念だ。 一丁平に着くと(13:10)、前回咲いていたセンブリの花がどうなったかチェックしようとしたら、その近くに大きくて光沢のある真っ赤な実が土の上に転がっているのを発見(写真下)。後で調べるとこれがツルニンジンの実。センブリは花が蕾のときのように閉じた形で残っていた。 この後展望台にある東屋でお昼を食べて休んだあと(14:00)、今度は通常の道をまっすぐ高尾山山頂まで戻った(14:40)。3号路(写真左一番下)ではキジョランの実を探したが綿毛の種は見つかるものの(写真下)、実は見つからなかった。1号路に出て駅まで戻ったら(14:10)ケーブルカーで下りた。 | |||||||||||||||||||||||
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●印はクリックして拡大 | ▲12/18:山頂〜3号路〜1号路〜清滝駅、12/27▼ | ||||||||||||||||||||||
| 下り(13:10)は3号路から1号路に出て、ケーブルカーには乗らずそのまま清滝駅まで歩いて下りることに。 3号路にもキジョランの葉っぱが多いので、どこからか綿毛の種が飛んできて道によく落ちているのだが、なんとテイカカズラの実がまるごと落ちているのを見つけた!綿毛が出かけている状態のものだ(写真左一番上)。 これまでは遠くからカメラの望遠レンズで確認していた実が、手に取って近くで見られるのがとてもうれしい!1つ1つの種は、細長い実の中に羽(綿毛部分)を畳んだ状態で縦に整然と並んでいるのがわかる。 結局3号路ではキジョランの実は見つからなかった。もともと簡単に見つかるものではないし、1号路で今朝教えてもらったキジョランの実を見ることができたので、今回はこれで満足だった。 霞台から見える横浜方面の展望(写真下)(14:30)を楽しんで1号路をさらに歩いて下りていたら、キジョランの綿毛の種を拾ってビニール袋に集めている男の方を発見。かなり興味がおありのように見えたので話しかけてみると、なんでもこの先にキジョランの実がたくさん見られるところがあると教えてくれた。 これだけ探してもなかなか見つからないキジョランの実がそんなにあるわけがない、と半信半疑でついていくと、なんとそこはキジョランの聖地ともいえる場所だった。 少し距離があるので、最初は自分の目ではなかなか見つけられなかったが、「ほら、あそこに3つ、あそこは向こう側を向いているのが2つ...」など指を差して教えてくれたので、カメラのズームを向けるとあるわあるわ(写真左、上から二番目と三番目、下の写真)。綿毛が出ているものは、光が発せられているように見えて神々しい。 頑張って探して1つでも見つかると非常にうれしいのに、ここでは信じられないくらいの数の実がぶら下がっている。夢を見ているのではないか、こんなにいっぱい見せてもらっていいのだろうかと思ったぐらい。その男性には大感謝!大満足で清滝駅まで下りてきた(15:40)。非常にラッキーな一日だった。 その約10日後の27日に、今度はオオカモメヅルの実と綿毛を探しに再び高尾山へ。キジョランやテイカカズラに比べてかなり小さな植物なので、ビジターセンターで教えていただき、1号路の女坂に行くと見つかった。 ほぼ枯れかけのような細いつるがぐるぐる巻きになっている状態(写真下)の中に、1.5〜2cmぐらいの長さの対になった緑色の実が複数あった(写真左一番下マウスオーバー)。カマキリの足のようにも見えるぐらい小さい実は、裂けて開いて綿毛が出ているものもある(写真左一番下)。小さいせいかその綿毛が落ちているところも見つからない。 今年は、キジョラン、テイカカズラ、オオカモメヅルの実と綿毛をすべて見ることができて大満足な年となった。 | ||||||||||||||||||||||
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