シモバシラ

 
高尾山

6号路→琵琶滝→1号路→富士道→5号路→もみじ台北側巻き道→5号路→高尾山山頂→3号路→富士道→1号路
年月日

2025年2月7日(1月9日も)

地域 奥多摩
標高 599m
天気

晴れ

ひとこと お昼にまだシモバシラが見えた
 

 

中央道からの雲に包まれた富士山0109

中央道からの富士山0207

   
   ▲6号路〜琵琶滝〜霞台〜女坂▼
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霞台へ


●霞台からもキジョランの実がいっぱい


カンアオイの花(緑色の葉っぱ)



 

この冬最強の寒波が居座っていて朝はかなりの冷え込み。高尾山には2月2日に積雪があったようだが雪や氷の上はなるべく歩きたくない。でもこの寒さなら氷の華、シモバシラを見られるのでは。

シモバシラを見たい気持ちの方が勝って高尾山へ。とはいえ、特別早起きをすることなく出発したので、清滝駅に着いたのは9時55分頃。

日影の冷たい空気の中、6号路に入り(10:00)琵琶滝まで歩く。どうやら雪も氷もないようで一安心。その後ジグザグ道を30分かけて霞台まで上る。この日は1号路の金比羅台付近で枯れ木の伐採が行われているためか、このコースも思ったよりは人が多い。

霞台に着くと(10:45)、素晴らしい眺望を楽しみながら天狗焼きをいただく。実は1月9日にも同じコースでここに来ている。霞台からはいつも遠い景色ばかりを見ていたが、ほんの少しだけ離れたところを見ると、キジョランの葉っぱが辺りを占領しているのに気付いたので、写真に収めていた。その写真を拡大して見ると、なんとキジョランの実がざっと数えても10個ぐらいあった!(写真左真ん中、クリックして拡大)まさに灯台下暗し状態。ただ、ここは肉眼で見るにはちょっと難しいところ。

1号路を歩いていく。さる園の近くでカンアオイを発見(写真左)。このカンアオイ、冬でも緑色の葉がついているからこの名が付いたそうだ。冬に咲いているのは初めて見たが、実は、この地味な花は冬の間もずっと咲いているとのこと。

もう少し先には、毎月(?)のように更新される切り株の上の折り紙作品がある。2月はバレンタインデーということで、本物そっくりのチョコのアートが飾られていた。ちなみに1月は、正月ということで、鳥居の向こうに富士山、門松、お餅など盛りだくさんだった。かなり前から気になってはいたが、いつから誰が作成しているのだろうか(写真下)。

浄心門をくぐり(11:05)女坂へ。昨年末はこの斜面のオオカモメヅルの実を見に来たが、今年1月に来た時にはそのすぐ隣で氷の華、シモバシラを見つけた。前回ほど大きくはないが、今回もとけかけではあるがシモバシラがお昼前まで残っていた(写真下)。ここのは、「シモバシラ」という植物ではなく「カシワバハグマ」という植物のシモバシラとのこと。

     
天狗焼き 綿毛がでて空になったキジョランの実 2月はバレンタインデーチョコ(1月は正月)

女坂:1月9日のシモバシラ

女坂:2月7日のシモバシラ 権現茶屋で団子と黒ゴマ甘酒

 

▲女坂〜富士道〜5号路〜もみじ台北側巻道▼    
  

先日、「帰れマンデー」のテレビ番組でやっていたのだが、薬王院の手前の新しく追加された杉苗奉納者御芳名に、「北島三郎」さんの御名前が載っていた。

薬王院山門(11:10)の近くで、テイカカズラの綿毛を1つ発見(写真下)。風ぐるまのような形で風に乗って飛んできてそのままの形で着地したと思われる。お日様に反射してキラキラ輝く、その美しい姿に感動。

その近くの木に巻き付いたテイカカズラはこの冬ずっと観察していたのだが、ほとんどの実はすでに綿毛が出て空になっていた(写真下)。

すでにお昼近くでシモバシラが見られるか心配なので、山頂はあとから上ることにして、富士道から3号路、5号路(11:50)経由でもみじ台の北側巻道に。

巻道に着いたのはお昼の12時ごろ。最初はとけかけた小さいシモバシラをいくつか発見。さらに歩いて行くと、少し大きめのユニークな形をしたシモバシラも(写真右)。もちろん早朝が一番美しいのだろうが、よくぞこの時間まで残っていてくれた。ありがたい。ちなみにこちらのは「シモバシラ」という植物のシモバシラ。

私の中では、2021年12月29日に見たシモバシラ(この日も12時ごろ)が数・質においても一番だった。今回はそこまではいかないが、それでも今年も美しいシモバシラが見えてよかった。

 


シモバシラ1(シモバシラ2)


シモバシラ3(シモバシラ4)

     
風車のようなテイカカズラの綿毛 綿毛の出たあとのテイカカズラの実 裸の木々のアート

「シモバシラ」という植物はこれ

シモバシラ5(シモバシラ6) シモバシラ7

 

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5号路〜高尾山山頂〜富士道〜1号路▼

  


元気なアオキさん


もみじ台からの富士山(山頂からの富士山)

 

山頂の下をぐるりとまわる5号路の続きをさらに歩く。広葉樹が葉を落としたこの時期でも元気いっぱいなのがアオキだ。道の両側をツヤのある緑色の葉っぱで覆いつくしている(写真左上)。

北側には2月2日の積雪の雪がほんの少し残っている(写真下)。よく見ると斜面にテイカカズラの綿毛とともに、綿毛の入っていたさやも落ちている。意識を向けていればよく見つかるものだ。

1号路と交わるところに出てきた(12:20)。シモバシラでもう一箇所気になる「やまびこ茶屋」の向かいの斜面もチェック。1月9日の午後1時過ぎに見た時はかなりとけた状態のシモバシラがいくつか残っていた(写真下)が、今回は見られなかった。とけたのか、最初からなかったのか。。。ちなみに1月9日はもみじ台北側巻道にも朝シモバシラが10個ほど見られたそうだが、お昼にはもうとけてなくなっていた。

1月9日の富士山は雲が少しかかっていたものの、もみじ台からも山頂からも見えた(写真左下)が、今回の富士山は、中央道では見えたものの、山頂からは雲に隠れてしまっていた。

下山(13:20)は富士道から1号路。途中、危険な木の伐採現場に出くわした(写真下)。倒木の危険のある木を伐採してくれている。高い木の上でロープと体を巧みに操って作業している作業員たちには感謝しかない。

途中でキジョランの茎に長い綿毛がくっついているのを発見。実から出る綿毛より長いようだが、一体これは?頭の中は?のまま、清滝駅まで下り(14:55)、SANKAKUDOでドーナツを頂いて帰った。

     
雪が少し残っている テイカカズラのさやと綿毛 1月のやまびこ茶屋向かいのシモバシラ
危険な木の伐採作業 キジョランの茎から綿毛のようなものが SANKAKUDOの小倉ドーナツ